ロード・オブ・ザ・リングス オンライン

概要

カテゴリー関連物
スペルThe Lord of the Rings Online

ゲーム画面ゲーム画面ゲーム画面(ホビット庄)ゲーム画面(裂け谷)

2007年よりサービスを開始した、中つ国を舞台にしたMMORPG*1。略称はLotRO。
プレイヤーは、第三紀指輪戦争さなかの中つ国生きる、オリジナルの住人の一人(小説の登場人物にはならない)としてゲームを開始する。小説中の登場人物は、NPC*2として登場し、プレイヤーキャラクターに助言や任務(クエスト)を与えてくる。ゲーム開始時(チュートリアルとイントロ(初期エリア)終了後)は、フロド・バギンズたち4人のホビットホビット庄を出発した直後という設定になっている。

このゲームは、エレクトロニック・アーツより発売されている、映画『ロード・オブ・ザ・リング』をベースにしたゲームとは異なり、Tolkien Enterprisesが持つ原作小説(『ホビットの冒険』『指輪物語』)の版権を取得して製作されている。そのためトム・ボンバディルグロールフィンデルなどの、映画には登場していないキャラクターも登場する。ヴィジュアルも、映画の影響が多々見られるものの、基本的には別のものである。

Shadows of Angmar(アングマールの影)
初期リリースのサブタイトル。エリアドール霧ふり山脈以西)で冒険することが可能。日本ではこのリリースしか行われなかった。
Mines of Moria(モリアの坑道)
有料拡張パック第1弾(現在アカウントを取る場合、Mines of Moriaが導入された状態でのみアカウント取得可能。モリアロスローリエンが実装。2008年11月実装。
Siege of Mirkwood(闇の森の包囲)
有料拡張パック第2弾。闇の森ドル・グルドゥアなどが実装。2009年12月1日実装予定。

Turbineは中つ国全土をゲーム化する権利を有しており、今後も拡張は続くとしている。

解説

Sierra Entertainmentによる開発と中断、Turbineによる新規開発とサービス開始

当初はSierra EntertainmentによってMiddle-Earth Onlineというタイトルで、西暦2000年頃のリリースを目指して開発されていた。だがβテストも始まらないうちに開発中断し、幻のゲームと化してしまった*3
その後、Turbineが新たに開発を始め、2003年に正式発表、2004年中にサービスを開始するとしていた。こちらも当初発表されたタイトルはMiddle-Earth Onlineであったが、2005年にThe Lord of the Rings Onlineへのタイトル変更を発表する。正式サービス開始は延期を重ね、2007年4月24日よりスタートとなった。
ちなみに、Sierra版ではゲームの世界は第四紀となる予定であったが、Turbine版では前述の通り第三紀となっている。

日本でのサービス

さくらインターネットによって日本語化され、2007年6月1日より正式サービスが開始された。ゲーム自体の評価は高かったものの、日本でのユーザー数獲得が目標を達成できず、さくらインターネットは損害を出す。その結果、2007年11月27日当時の笹田社長が引責辞任する結果を招いた。
たださくらインターネットは2007年12月05日に、『LotRO』を含めたゲーム事業の継続を発表。『LotRO』のアップデートも2008年10月21日のBook14まで行われた。さらにさくらインターネットは、2008年11月03日に、拡張パック『モリアの坑道』を2009年初夏に導入すると発表した。だが実際には『モリアの坑道』は導入されず、さくらインターネットはその点について触れないまま、日本でのサービスを終了すると2009年6月30日に発表。『モリアの坑道』も導入されず北米サーバへのキャラクター転送なども行われないまま、2009年9月30日をもって日本における日本語版のサービスは終了した。

日本でのサービス終了発表に前後して、比較的多くのプレイヤーが、北米サーバのElendilmirに新たにキャラクターを作ってゲームプレイをやり直している。Elendilmirサーバには日本人のみによって構成されたキンシップも複数存在する。

特徴

世界観

作中に登場する人物、土地、生き物などは、『指輪物語』本編だけではなく追補編や『ホビットの冒険』などからの引用が多数含まれており、原作の世界観を忠実に再現しようと試みられている。ゲームオリジナルの人名や地名などの固有名詞もシンダール語などが用いられており、原作の法則を守っている。
マップ構成は(特にホビット庄モリアなどは)原作の細かい描写を徹底的に再現している(「中つ国」歴史地図 トールキン世界のすべての影響も感じられる)。一方で、ゲームのためのアレンジが施されている。例えば原作の中つ国よりも危険(敵が出てくる確率が高い)で、原作に登場しないオリジナルの怪物なども登場する。また、原作にもICE設定にも存在しない都市や地形なども追加されている。ナズグールパランティーアなどについて独自の設定を展開している部分もあるが、それらの追加設定は原作の設定との間で矛盾が発生しないよう徹底的に考慮されている。ただし、クリストファー・トールキンが権利をもつ、『シルマリルの物語』などにのみ登場する設定はゲーム中には出てこず、示唆されるにとどまる。

ロールプレイングゲームでは、プレイヤーキャラクターが死んでも簡単に生き返ることができるシステムになっていることが多いが、「死と復活」が簡単にできてしまっては、トールキンの中つ国の世界観にそぐわない。そのためLotROでは、プレイヤーキャラクターは攻撃を受けると体力や生命力などが減るのではなく士気(Morale)が減る。士気が0になると戦闘不能になり、復活ポイントまで撤退(Retriet)しなければならないという形になっている。
また、やはり原作の世界観にあわせ、プレイヤーキャラクターが「魔法」を使うことはできないということになっている。同種のゲームにおける魔法使い的立場となるクラスは存在するが、ミンストレル(Minstrel)やロアマスター(Lore-Master)、ルーンキーパー(Rune-Keeper)という名を使い、魔法や魔法使いという表現は避けている。

時間・季節

このゲームでは、時間や天候による風景の変化はあるが、季節による風景の変化はない。春祭り、夏祭り、収穫祭、ユールなどのゲーム中イベントが開催されており、現実世界の季節に合わせて開催されているが、だからといってゲーム内の日付が進み、指輪の仲間がそれに従って移動したり指輪戦争の進行状況が変化したりするということはない。
指輪の仲間の移動や指輪戦争の進行状況は、プレイヤーキャラクターひとりひとりのクエスト進行状況に依存している。ひとりのプレイヤーの進行状況は他のプレイヤーの進行状況に影響されず、ゲーム内全体での決まった進行状況は存在しない。そのため、いつゲームを開始しても、指輪戦争の最初の段階から物語を追うことができる。

クエスト (Quest)

このゲームでは、プレイヤーはNPCからクエスト*4をもらい、それを達成することによって報酬や経験点をもらって進んでいくのが基本的な遊び方となる。ひとつひとつのクエストには、短いものから非常に長いものまで、どれもシナリオが用意されている。
クエストには、1人だけで達成可能なものも多く含まれており、「他のプレイヤーとゲームする時間が合わない」「一度に長くプレイすることができない」というプレイヤーでもゲームを楽しむことができるように配慮されている。
一方でクエストには当然のことながら、多人数でないと攻略が困難なものも存在する。こちらは専用のチャットチャンネルなどを使ってフェローシップを募集し、共にクエストに挑戦するという形になる。
クエストのシナリオは、「指輪戦争のとき、原作では描かれていない人物や場所の物語を描く」という形で構築されたものが多数収録されている。

エピッククエスト (Epic Quest)

クエストには、全体が一つの大きな流れで繋がっているエピッククエストがある。このクエストでは、ストーリーが特に重視されている。
内容についてはロード・オブ・ザ・リングス オンライン/ストーリーを参照(ネタバレあり)

フェローシップ、レイド (Fellowship, Raid)

このゲームでは、複数のプレイヤーキャラクターが同時に冒険するパーティーにあたるものはフェローシップ(Fellowship)と呼ばれている。
フェローシップは、最大6人が参加可能。一部のクエスト(フェローシップ・クエスト)は、フェローシップを組んで助け合わないとクリアすることは困難になっている。ただしこのゲームでは、フェローシップを組まずソロ(一人)でプレイしていても消化可能なソロクエストが同種の他のゲームに比べて非常に充実しており、ソロクエストだけを進めて最大レベルに到達することも不可能ではない。そのため、他人とのプレイ時間が合わないプレイヤーでも遊びやすい。
一方で、ごく一部のソロ専用クエスト以外は、フェローシップを組んだままでも全て消化可能である。当然ながら他プレイヤーの助けがあれば、全てのクエストは消化がより容易になる。

また、最大で4つのフェローシップが集まった大規模パーティーとしてレイド(Raid)を編成することができる。ただしレイドを組んだ場合、通常のクエストは消化できず、レイド専用クエストしか消化できない。
レイド専用クエストとして、多数のプレイヤーで助け合わないと達成困難な、高難易度のクエストが用意されている。

血縁関係 (Kin)

このゲームでは、キンシップ(Kinship, KS)といわれるシステムがある(直訳すると血縁関係、親友関係)。これは他のMMORPGにおけるギルドにあたり、プレイヤーが一定の条件のもとに作ることができる。キンシップに入っているキャラクター同士は「キャラクター同士の現在位置が離れていてもチャットできる」「通常のよりも大きいキンシップハウスを共有できる」などといった交流が可能となる。
また、このゲームで結婚にあたるシステムはないが、プレイヤーキャラクターは他のプレイヤーキャラクターと養子縁組を結ぶことができる。その場合「○○の息子(娘)」「○○の父親(母親)」という名前を、自分のキャラクターにつけることができる。

スキル (Skill)

プレイヤーキャラクターのスキル(能力)には、アクティブスキル、パッシブスキル、フェローシップスキルが存在する。
アクティブスキルとパッシブスキルのほとんどはクラスに依存しているが、種族に依存するスキルなどもある。一部を除き、スキルは各クラスのトレーナーから購入することになる(ただし購入できるスキルはレベルにより制限される)。

アクティブスキル
プレイヤーキャラクターが使うタイミングを指示して使用するスキル。敵を攻撃する、防御力を一時的に上げる、移動を高速化する、敵を足止めするなどのさまざまなスキルがある。スキル使用時には基本的に気力(Power)を消費する(スキルによっては、士気やアイテムを消費することもある)。
パッシブスキル
所持しているだけで効果があるスキル。攻撃の命中率向上、防御の成功率向上、能力値の上昇などがある。一部の種族は、その種族の特徴を示すパッシブスキルを持っており(中には能力値がマイナスになるものもある)これは取り外せない。
フェローシップスキル
フェローシップを組んで敵を攻撃しているときに時折発動するスキル(バーグラーなど一部のクラスは、意図的にフェローシップスキルを発動させることができる)。フェローシップメンバーは、ぞれぞれ雄馬の根性(気力の回復)、エントの筋力(敵への直接ダメージ)、鷲の声(士気の回復)、蜘蛛の策略(敵への持続ダメージ)」の4つのフェローシップスキルのどれかを選択することにより、その効果が得られる。また、フェローシップメンバーが一定の組み合わせでフェローシップスキルを選択すると、連携技(Fellowship Maneuvers)を発動させてさらに大きな効果を得ることができる。

特性 (Trait)

同じクラスでも、プレイヤーが自分の望むキャラクターの特徴を与えることができるように用意されたシステム。特性を手に入れると、町にいる吟遊詩人(Bard)に依頼することによってキャラクターに特性を「装備」させることができる。特性は大量に用意されているが、キャラクターに装備させることができる特性の数は限られているため、プレイヤーの好みで特性を選ぶことにより、キャラクターに個性が生まれる。特性は何度でも自由に変更することができる。

特性には4種類ある。

長所 (Virtues)
「理想」「正義」「忍耐」「自信」などの長所を装備することにより、キャラクターの能力値が上昇する。長所は、「特定の地域で一定数の敵を倒す」「特定の地域の名所を訪れる」などの功績を達成することにより獲得することができる
種族 (Race)
種族の天敵を一定数倒すと入手できる特性。ドワーフだと斧の攻撃力強化、エルフだと弓の攻撃力強化など、その種族の個性に応じて能力を上昇させることができる。
クラス (Class)
クラスごとに用意された特性で、各クラスのスキルを一定数使うことによって入手できる。スキルの能力を引き上げる効果がある。
伝説的 (Legendary)
一定のクエストをクリアしたり、失われた伝説の書物のページを揃えたりしないと入手できない特性。非常に強力な特性で高LVでないと扱えないが、強力なスキルなどが使えるようになる。
特性セットボーナス (Trait Set Bonuses)
『モリアの坑道』より、特性セットボーナスが導入された。特性セットには、各クラスごとに3種類用意されている。例えばクラス特性で、攻撃的な特性を複数キャラクターにセットすることにより、より攻撃力が増強される。また回復系の特性を複数セットすることにより、より回復力が増強される。このように、場合に応じてキャラクターの個性を強化することができる。

功績 (Deed) と称号 (Title)

プレイヤーは、特定の場所を探検する、特定の敵を倒すなどの功績の条件を達成することにより、称号を得ることができる。
得た称号のうち好きなものを選んで、自分の名前につけることができる(「オーク斬りの○○」など)。

希望と恐怖 (Hope, Dread)

プレイヤーキャラクターは、黒の乗手などの強大な敵に遭遇すると、恐怖のため能力値が低下する。場合によっては、恐怖のあまり身動きが取れなくなることもある。
一方、ガンダルフアラゴルングロールフィンデルトム・ボンバディルといった強力なNPCの側に行くと希望が得られ、能力値が上昇する。
プレイヤーキャラクターは、特定のスキルやアイテムなどを使ってRadiance(輝き)を得ることもできる。Radianceが10増えると、希望が1増える。

宿命点 (Destiny Point)

プレイヤーキャラクターのレベルが上昇するか、モンスタープレイヤーがクエストを消化すると、宿命点が獲得できる。獲得した宿命点を消費すると以下のことが可能になる。

  • プレイヤーキャラクターの一時的な強化(士気や気力の上昇、獲得経験値の増加など)
  • モンスタープレイヤーのスキル獲得による強化

宿命点は、キャラクターではなくアカウントに対して与えられる。そのため、あるキャラクターが獲得した宿命点を、同一アカウントの別キャラクターで消費することも可能だし、モンスタープレイで獲得した宿命点を通常プレイで消費する(またはその逆)も可能である。

ハウジング (Housing)

Book11のアップデートにより、ハウジングが実装された。
レベル15以上のキャラクターは、中つ国にある「住宅地」と定められた場所に家を購入することができる。家には所持品を置くための倉庫を用意できるほか、家具を置いて飾り付けることができる。また、どこにいてもすぐに家に移動することができるスキルも獲得できる。
家は1アカウントにつき1つとなっており、1つのアカウントで複数のキャラクターを作成しているときは、各キャラクターで同じ家を共用することになる。またキンシップは、個人の家とは別にキンシップ用の家を1つ購入することができる。

モンスタープレイ (MP)、PvMP (Player vs Monster Player)

MMORPGでは、PK*5が一つの問題となる。PKがあったほうが自由度は高くなって遊び方は増えるが、PKがシステムで許されていると、初心者はすぐ上級者に殺されてしまい、初心者にとっての敷居が高くなる。またPKが横行すると、ゲームの雰囲気がぎすぎすしてしまうし、人間が人間を殺してばかりいるのは『指輪物語』の世界観にそぐわない。そこでLotROで導入しているのがこのPvMPというシステムである。

プレイヤーキャラクターはレベルが10以上になると、モンスタープレイヤーとしてゲームにログインすることができる。モンスタープレイヤーはエテン高地でのみ行動が可能である。通常のキャラクターである自由の民(FP)を操作するプレイヤーも、レベル40以上になると自分のキャラクターをエテン高地に移動させることができる。エテン高地では、プレイヤーキャラクターとモンスタープレイヤーキャラクターの戦闘が可能であり、対人戦(PvMP)を楽しむことができる(対人戦はあくまでプレイヤーとモンスタープレイヤーの間で行われるものであり、プレイヤーがプレイヤーを、あるいはモンスタープレイヤーがモンスタープレイヤーを攻撃することはできない)。PvMPで敗北しても、相手に所持品を奪われるというようなことはない。
対人戦闘をしたくないプレイヤーは、エテン高地に行かなければいい(行かなくてもゲームの進行には影響はない)。こうして住み分けを行うことにより、先のPKの問題を回避している。

モンスタープレイヤーはサウロンの配下として、アングマールの軍勢が勝利するためのクエストを行うことができる。モンスタープレイヤーがクエストを達成すると宿命点が獲得できる。

PvMPにはランクが存在する。これは敵キャラクター(FPを操作する場合はMP、MPを操作する場合はFP)を倒すと上昇する(NPCを倒しても上昇しない)。FPの場合はランクが上昇すると新たなFP用アイテムが使える。MPの場合はランクが上昇すると新たなMP用スキルが獲得できる。

さらにPvMP中は、FPは野伏 (Ranger)を、MPはトロルを操作するセッションプレイも可能である。

セッションプレイ (Session)

LotROの特徴の一つ。一時的に、自分のプレイヤーキャラクターをNPCなどの別のキャラクターに変更し、そのキャラクターでプレイすること。
Book10のアップデートから実装された。現在実装されているセッションプレイには以下のようなものがある。

鶏 (Chicken)
冒険者は、ホビット庄で特定のクエストを受けることにより、一時的に鶏になって冒険することができる。鶏には戦闘能力はほとんどない。とにかくひたすら敵から逃げ回りながら目標達成を狙うことになり、また動物の目線で中つ国を見るという、他のクエストとはひと味違った冒険ができる。
野伏 (Ranger)
PvMP用。姿を隠すことができる隠密行動能力と、弓を使ったずば抜けて高い攻撃能力を持つ。
トロル (Troll)
PvMP用。動きは鈍いが、高い士気と強力な破壊力を持つ。

クエストによっては、特定のNPC(アングマールの勢力を含む)をセッションプレイで操作することになり、プレイヤーキャラクターとは違う別の視点から物語を見る形となる。
Mines of Moria』では、プレイヤーは過去のモリアドワーフとなって、ドゥリンの禍が解き放たれるシーンを目撃するというセッションプレイなどが用意されている。

楽器演奏

プレイヤーキャラクターは、リュート、ハープ、ホルン、角笛、太鼓などの楽器を装備することにより、演奏することができる(演奏には、楽器演奏のパッシブスキルも必要)。
演奏できる音色や音階は楽器によって異なる。キーボードを直接叩いて鍵盤のように演奏することができるほか、Book12のアップデートにより、ABCファイルというマクロファイルを事前に作ることによって、楽譜を読ませるように自動演奏させることができる。さらにABCファイルを用意することにより、複数のキャラクターで違う楽器を使っての、同期演奏によるセッションを行うことができる。

趣味 (Hobby)

Book13のアップデートにより、釣りが実装された。釣りスキルのレベルは、プレイヤーのレベルとは関係なく上昇する。釣った魚は剥製にして家に飾ったり、料理の材料にしたりすることができる。
今後、さらに趣味のスキルが実装される予定。

伝説的アイテム (Legendary Items)

Mines of Moriaより追加されたシステム。各クラスは、それぞれ専用の伝説的アイテムを持つことができる。伝説的アイテムはそれぞれ経験値を有しており、敵を倒す、クエストを達成するなどによって経験値を上昇させることができる。経験値が上昇すると、伝説的アイテムのレベルも上昇する。
伝説的アイテムには、それぞれに違った特徴を持っている。レベルを上げて好みの特徴を育てる、または伝説的アイテムに遺物(Relic)をはめこむことによって、自分好みの伝説的アイテムを作り、育てていくことができる。

現在の実装

プレイヤーが選択可能な種族 (Race)

プレイヤーは、キャラクターを作成時、以下の種族のうちから1種類を選択する。

種族名選択可能なクラス選択可能な出身
人間ガーディアン、キャプテン、チャンピオン、ハンター、バーグラー、ミンストレル、ロアマスター、ワーデンブリー郷谷間の国ゴンドールローハン
ドワーフチャンピオン、ガーディアン、ハンター、ミンストレル、ルーンキーパー青の山脈くろがね連山はなれ山灰色山脈白の山脈
ホビットガーディアン、バーグラー、ハンター、ミンストレル、ワーデンファロハイドハーフットストゥア
エルフガーディアン、チャンピオン、ハンター、ミンストレル、ロアマスター、ルーンキーパー、ワーデンリンドンロリアン闇の森裂け谷エゼルロンド

人間を選んでもドゥーネダインにはなれないし、エルフを選んでも上のエルフにはなれない。またドワーフ以外の種族は、キャラクター作成時に男性か女性かを選択できるが、ドワーフは性別についての表記そのものがない。これは、ドワーフの男女は外見での区別が困難という原作設定に従っている。
キャラクター作成時に決定する出身地は、選択によってキャラクターの髪の色や肌の色などといった外見に多少差が出るのと、プレイ中の画面に出身地名を表示させることができるだけで、それ以外の意味はない。Book13より理髪店が実装されており、髪型、髪の色、顔の特徴(顔についた傷や皺など)などをあとから変更することができるようになったが、変更内容も出身地による制限を受ける。

チュートリアルの内容は種族によって全て異なる。チュートリアル終了後のイントロ(初期エリア)は、人間とホビットはアーチェト村、エルフとドワーフはエレド・ルイン麓のトーリンの館の前となっている。初期エリアのクエストを終了するまでは、そこから出ることはできない。初期エリアでのクエスト終了後、人間はアーチェト村、ホビットは大堀町、エルフはケロンディム、ドワーフはトーリンの館に移動する。

プレイヤーキャラクターが選択可能なクラス (Class)

プレイヤーはキャラクターを作成時、以下のクラスのうちから1種類を選択する。

クラス名特徴人間エルフドワーフホビット上級スキル指導者
キャプテン (Captain:CPT)自らもある程度の戦闘が可能なだけではなく、旗印を立てたり味方を鼓舞するなどして、味方の能力を引き上げる能力に長ける。激励によって味方の士気を上げたり恐怖を取り除いたりできる。さらに従者を召喚して戦わせることができるボロミア
チャンピオン (Champion:CHN)攻撃に特化した戦士。特に二刀流での攻撃能力に長けており、さらに防御力を犠牲にしての熱狂的な攻撃態勢に入ることもできる。複数の敵に同時にダメージを与えられる範囲攻撃のスキルにも長けているギムリ
ガーディアン (Guardian:GRD)防御に特化した戦士。敵の攻撃を自分に引きつける能力が高く、高い防御力で持ちこたえながら味方を守る役割。相手の攻撃を盾で受け流した瞬間、カウンターで敵にダメージを与えるスキルを使うことができるサムワイズ・ギャムジー
ハンター (Hunter:HNT)弓の扱いに非常に長けており、弓攻撃のスキルが多彩。罠を仕掛ける能力や敵を捜索追跡する能力、長距離移動用の能力などもある。接近戦においては両手に武器を装備して戦うことができるレゴラス
バーグラー (Burglar:BUR)姿を隠して隠密行動を行えるほか、敵を奇襲したり能力を下げたり足止めしたりする能力がある。単独プレイでは敵をかわしてやり過ごす、パーティープレイでは仲間と戦っている敵を背後から奇襲するという戦闘が主体となるビルボ・バギンズ
ミンストレル (Minstrel:MNS)吟遊詩人。歌や楽器によって味方の能力を引き上げ、また味方を鼓舞して士気を回復させることができる。声や楽器を攻撃に用いることもできるリンディア
ロアマスター (Lore-Master:LRM)自然の力を使って敵を眠らせたり、弱らせたり、足止めしたりすることができる。味方の病気などを癒やすこともできる。自分自身の防御力は低いが、代わりに味方に動物を召喚して戦わせることができるエルロンド
ルーンキーパー (Rune-keeper:RNK)(『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン モリアの坑道』で追加)テングワールあるいはキアスというルーンの力を使い敵を攻撃する、もしくは仲間を癒やすことができる。調律システムによって、一回の戦闘につき攻撃もしくは回復のどちらかの方面を選び、それに特化した戦いをすることになる。いわゆる「魔法使い」に一番近いクラス(だがもちろんイスタリではない)エルロンド
ワーデン (Warden:WRD)(『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン モリアの坑道』で追加)槍を主武装とする戦士(Wardenを直訳すると番兵)。重い鎧を着込むことはできないが、盾と槍を組み合わせて戦う。槍を投げて攻撃することもできる。布石システムという、コンボ攻撃を使ったテクニカルな戦い方をする。旅に使える能力が多く、移動力が高いアラゴルン

一度決めたクラスを変更することはできない。別のクラスで冒険したい場合は、新たにキャラクターを作る必要がある(キャラクターは1アカウントにつき最大5つまで。『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン モリアの坑道』で7つに増加)。
上級クラスなども存在しない。かわりに特性によって成長後のキャラクターの個性を出すことができる。

プレイヤーキャラクターが選択可能な生産職

プレイヤーキャラクターはゲーム中に「武器職人」「防具職人」「探検家」「歴史家」「風来人」「木こり」「お百姓」という7つの職業のうち、1種類を選択して習得させることができる。1つの職業につき、3種類の生産スキルが使える。生産スキルごと(職業ではない)に経験値が用意されており、それを上昇させることでより上級の生産が可能となる。生産は、素人(T1)、見習(T2)、職人(T3)、熟練(T4)、達人(T5)と5段階ある((『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン モリアの坑道』でT6が追加)。

生産スキルの種類生産スキルでできること職業の種類と、それぞれの職業がもつ生産スキル
武器職人 (Armsman)防具職人 (Armourer)探検家 (Explorer)歴史家 (Historian)風来人 (Tinker)木こり (Woodsman)お百姓 (Yeoman)
鍛冶屋 (Weaponsmith)鉱物のインゴットを元にして、武具を作ることができるほか、ハンター、バーグラー、ガーディアンが使う道具を生産できる
鋳造師 (Metalsmith)鉱物のインゴットを元にして金属製防具や生産用道具などを作ることができる
木工師 (Woodworker)木材を元にして、杖や弓、家具などの木工品を作ることができる
仕立屋 (Tailor)なめした皮などを元にして、衣服やマント、革製防具を作ることができる
宝飾師 (Jeweller)宝石や鉱物のインゴットを元にして、指輪や耳飾り、首飾りなどの装飾品などを作ることができる
研究家 (Scholar)農作物、遺跡からの発掘品、古文書などを元にして、アセラスなどの薬や巻物、書物を作ることができる
調理師 (Cook)農作物や釣った魚などを調理して、レンバスなどの食べ物を作ることができる
採掘師 (Prospector)鉱物を発掘し、インゴットに加工できる
採集家 (Forester)採集した木の枝を木材に加工したり、動物の皮をなめしたりすることができる
耕作人 (Farmer)野菜や穀物、パイプ草などの農作物を作ることができる

どの職業を選択するかは自由で、種族クラスには左右されない。また職業は、一度決めても後から別の職業に変更することが可能。ただし、自分の職業に用意されていない生産スキルは失われる。そのため、すべての生産スキルを成長させることはできない。失われたスキルは、職業を元に戻しても回復せず、新たに育て直さないとならない。
職業には、原材料が自力で確保できない生産スキルが存在する。その場合、原材料はゲーム中に用意されたオークションのシステムを使うなどして、他のプレイヤーから入手しなければならない。

使用可能なモンスター・プレイヤーのクラス

クラス名特徴
オークの略奪者 (Orc Reaver:RVR)高い攻撃力を持つ前衛
大蜘蛛 (Spider Weaver:WVR)毒などを使った敵弱体化能力や、蜘蛛の糸を使って相手の行動を封じ込める能力を持つ
ウルク・ブラックアロー (Uruk Blackallow:BLA)弓での攻撃を得意とする
ウルク・ウォーリーダー (Uruk Warleader:WAR)味方を鞭打ち、奮い立たせて士気を回復させる
ワーグ・ストーカー (Warg Stalker:STK)素早く移動でき、姿を隠す能力や敵を不意打ちする能力がある
オークの冒涜者 (Orc Defiler:DEF)Book13で追加。菌や粘液を使い、味方の回復や敵の弱体化を行う能力がある

1アカウントで、モンスター1クラスにつき1キャラクターのモンスタープレイヤーが作成できる。
モンスタープレイヤーのレベルは一律で50(モリアの坑道導入によって自動的に60に上昇)。モンスタープレイヤーの成長は、宿命点でスキルを購入することによって行う。モンスタープレイヤーは、生産ハウジングなどは不可能。

行動可能な地域

Turbine社は、中つ国全土をゲーム化する権利を獲得しており、今後さらに他の地域も実装される予定。

実装されていた日本のサーバ

名前特徴
Aeglos元通常サーバ。通常のゲームプレイヤー向け。イメージガール「指輪っ娘」がこのサーバでプレイしていた。クローズβテストおよびオープンβテストの時から存続していた
Narya元ロールプレイ用サーバ。中つ国でのロールプレイ(中つ国の住人になりきったプレイ)を楽しみたい人間向け。グループSNEのメンバーがこのサーバでプレイし、リプレイ小説の舞台となっていた。正式サービス後にオープン
Grond当初用意される予定だったが、実際にはオープンしなかったサーバ。元来「指輪っ娘」はここでプレイする予定であった。ほかのサーバではやらないような大胆なイベントを行う予定とされていた

「通常サーバ」「ロールプレイ用サーバ」という区別の表記は後に消えた。指輪っ娘及びグループSNEのサポートは公式としては2007年末に終了したが、一部のメンバーは日本サービス終了までログインを続けた。

現在実装されている北米及びEUのサーバ

北米EU
名前特徴名前特徴
ArkenstoneLaurelin英語。ロールプレイ用
BrandywineSnowbourn英語
ElendilmirEvernight*10英語
FirefootEldar英語
GladdenGilrain英語
LandrovalBelegaerドイツ語。ロールプレイ用
MeneldorMorthondドイツ語
NimrodelMaiarドイツ語
SilverlodeVanyarドイツ語
VilyaEstelフランス語。ロールプレイ用
WindfolaSirannonフランス語
Roherynテストサーバ
Bullroarer公共テストサーバ

日本サービスでの終了発表に前後にして、一部の日本人プレイヤーは、北米のElendilmirサーバにて新たにキャラクターを作成してプレイを継続しており、日本人によって構成されたキンシップも複数存在する。JPという日本人向けユーザーチャンネルも存在する。

その他の国での展開

中国、韓国、ロシア、東ヨーロッパでもサービス開始予定。

拡張

アングマールの影 (The Lord Of The Rings Online: Shadows of Angmar)

北米公開日 2007年4月24日 日本公開日 2007年6月1日

初期バージョン。エピッククエスト第8巻までが実装されていた。第9巻以降は無料アップデートで、ゲームサーバに接続すると自動的にアップデートが行われる。

アングマールの影 第九巻 イヴンディムの湖岸 (Book 9: Shores of Evendim)
北米実装日 2007年6月14日 日本実装日 2007年8月9日
アングマールの影 第十巻 王の都 (Book 10: The City of the Kings)
北米実装日 2007年8月21日 日本実装日 2007年10月03日
  • エピッククエスト第十巻追加
  • チキンプレイ追加
  • PvMPでの野伏とトロルの追加
  • 名声システムの追加
  • 新エリア アンヌーミナスとクエストの大幅追加
  • 新エリア サルヌーア、ハウズ・アイアチス(南塚山)追加
    アップデート詳細
アングマールの影 第十一巻 エリアドールの守護者達 (Book 11: Defenders of Eriador)
北米実装日 2007年10月24日 日本実装日 2007年12月21日
アングマールの影 第十二巻 灰燼の荒野 (Book 12: The Ashen Wastes)
北米実装日 2008年2月13日 日本実装日 2008年4月3日
アングマールの影 第十三巻 最後の王の運命 (Book 13: Doom of the Last King)
北米実装日 2008年4月24日 日本実装日 2008年6月12日
アングマールの影 第十四巻 エレギオンの指輪鉱炉 (Book 14: The Ring-forges of Eregion)
北米実装日 2008年7月22日 日本実装日 2008年10月21日
  • エピッククエスト第十四巻追加
  • 指輪の仲間裂け谷から出発。一行のモリアへの旅の開始を援助
  • 各種インスタンス調整。アングマールの鎧セット追加
  • エモート拡張。モンスタープレイヤーへのエモート追加
  • アマルシエル?およびモルディリス?の攻撃イベント
  • アップデート詳細
アングマールの影 第十五巻 Daughter of Strife (Book 15: Daughter of Strife)
北米実装日 2008年11月18日 日本では実装されず
  • 『アングマールの影』ストーリーの完結
  • エレギオン追加(モリアの門は、『モリアの坑道』を導入している場合のみ)

The Lord Of The Rings Online: Mines Of Moria (モリアの坑道)

北米実装日 2008年11月18日 日本では実装されず

『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』初の拡張パック。追加料金を支払うことによって導入できる(現在は、最初から導入された状態でのプレイのみ可能)。

Mines Of Moria Book 7: Leaves of Lórien(ロリエンの木の葉)
北米実装日 2009年3月17日
『モリアの坑道』初の大型アップデート。
Mines Of Moria Book 8: Scourge of Khazad-Dûm(カザド=ドゥムの災難)
北米実装日 2009年6月23日
  • エピッククエスト第8巻追加
  • 新インスタンス(ダンジョン)追加

Siege of Mirkwood(闇の森の包囲)

有料拡張パック第2弾。2009年12月1日実装予定。

外部リンク

公式サイト

記事掲載サイト

日本ファンサイト

コメント

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  • 原作の版権を取っているため、ヴィジュアルは映画のそれとは違っている。 -- T 2007-10-14 (日) 23:43:34
  • 原作ファン垂涎もの。やってみたい一方で、金欠の学生さんにはちょっと手が出しにくいかも。無料期間が終わった後、すっかりはまり込んでしまったらと思うと… -- 05 2007-10-26 (金) 00:40:45
    • 一応やるだけやってみたら?ってか人が少ないのでお試しでも人が入ってきてくれたら嬉しいです -- 2007-10-28 (日) 14:25:04
    • すっかりはまり込んでも月1500円ですよ。定額でアイテム課金もありません。機会費用の損失としては大きいとは思いますが。 -- 2007-11-01 (木) 21:23:59
  • ドワーフの設定ですが、男しか選択できないという設定のようです。血縁を結びおやとなるとと、ドワーフは「父親」と表示されます。追補のドワーフ女性はめったに外出しないという記述に沿っているのでしょうか -- 2007-11-16 (金) 22:15:05
    • 外見では男女の区別がまったくつかないドワーフのことですので、女性ドワーフをロールプレイしている方もおいでのようです(笑) -- 2007-11-19 (月) 15:20:22
  • ホビット庄のBGMがなんとも長閑で、郵便やパイの配達などのクエストは実に眠くなるw -- 2007-11-29 (木) 14:01:54
  • 15レベルまで無料で5キャラ作れるので結構遊べます。イントロが違うので各種族やってみるのお勧め。イントロ後は初心者エリアに移動(人間とホビット、エルフとドワーフで共通)その後通常エリアに移行します。 -- 2007-12-18 (火) 18:51:25
  • 一つ一つのクエストに至るまで、ストーリーが1人用RPGに負けないほどしっかりと組まれています。またひとりでも十分に遊ぶことができるので、「オンラインでのパーティープレイが苦手」という人でも楽しめます -- 2008-09-15 (月) 10:05:42
お名前:

*1 Massive Multiplayer Online Role Playng Gameの略で、多人数参加型ネットワークRPGのこと。Wikipedia:MMORPG
*2 None Player Characterの略で、ゲームをプレイする人間が操作できないキャラクターのこと
*3 参考 ちょこっと Middle-Earth
*4 「○○を倒せ」「○○を手に入れろ」などといった任務
*5 Player Killer。プレイヤーキャラクターが他のプレイヤーキャラクターを殺すこと
*6 南四が一の庄は含まれない
*7 はなれ山に向かう途中のビルボ・バギンズが迷い込んでしまった場所
*8 冒険者がモリアに入るときは指輪の仲間通過後であり、ドゥリンの災いがいなくなったためドワーフが再び入植を試みている状況。そのためモリア内部に複数のドワーフ野営地が存在する
*9 Mines of Moria Book7で追加
*10 「永劫の夜」と訳される。ビルボ・バギンズが作ったエアレンディルの歌に出る言葉

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Last-modified: 2009-11-07 (土) 21:56:59 (13d)