ランガ

概要

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スペルranga

解説

ヌーメノールの長さの単位。複数形ランガル(rangar)。5000ランガルで1ラールとなる。
現実の単位で示すと、1ランガは1ヤードより僅かに長い38インチ(96.52cm)*1程度とされる。

ヌーメノール人(ドゥーネダイン)の歩幅に由来する単位であり、成人男子が軽く早足で歩くとき、後ろの足の踵から前の足の爪先までが1ランガとされ、大股の一歩がほぼ1ランガ半とされた。

男の背丈(man-high)

2ランガル(193.04cm)は男の背丈と呼ばれた。
ただしこの「男の背丈」はドゥーネダインの体格が小さくなった後の時代のもので、かつランガを使って大雑把に平均的な身長を示したに過ぎないことを考慮する必要がある。上古エルダールエダインは彼らよりも背が高かった。

例えば、丈高きエレンディルはヌーメノールの没落から逃れてきたヌーメノール人の中で最も背が高く、男の背丈より半ランガくらい高かったといわれる*2ガラドリエルは、言い伝えに残るエルダールの女性の中で最も背が高く、男の背丈(man-high)ほどあったと言われるが、これは2ランガルの「男の背丈」を指している。

小さい人(halfling)

ホビットシンダール語でペリアン(perian)*3と呼ばれ、これを西方語に訳したものが小さい人(halfling、直訳すると「半分の者」)であるが、この呼び名もドゥーネダインの背丈に由来していた。

終わらざりし物語』によれば、第三紀末のホビットは3フィート(91.44cm)を下回る者は一人もおらず、逆に4フィート(121.92m)を越える者はほとんどいなかったという*4
また『The Letters of J.R.R.Tolkien』のLetter 27(1938年)では、『The Hobbit』のイラストに関し、ホビットの背丈は3フィートから3フィート6インチ(91.44~106.68cm)と指定している。

つまり当時のホビットの身長は90cm代から大きい者でも1mと少しであり、これはドゥーネダインの「男の背丈」のおおよそ半分である。
エリアドールに移住したホビットは第三紀1000年頃に北方王国のドゥーネダインにその存在を知られた*5。この時、北方のドゥーネダインは自分達の「男の背丈」のおおよそ半分しかないかれらを「半分の背丈の民」すなわちペリアンナスと呼ぶことを始め、この呼び名がゴンドールにも伝承として伝えられたのであった。

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*1 1インチを25.4mmとした場合
*2 2.5ランガルは95インチ、241.3cm
*3 perは半分(half)の意味
*4 指輪物語』の序章には「ホビットの背丈は、われわれの尺度でいえば二フィートから四フィートだが、現在では三フィートに達する者がほとんどない」と記述されているが、この「現在」というのは序章の書き手すなわちトールキンにとっての「現代」(20世紀中葉)を指している。ホビットは20世紀の現代にも生き残っていたが、野山に隠れる臆病で貧しい民となり背丈も縮んでしまっていた
*5 第三紀の年表には1050年にペリアンナスの名が初めて記録上に現れるとある

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Last-modified: 2015-09-29 (火) 22:40:45 (964d)