メネルタルマ

概要

カテゴリー地名
スペルMeneltarma
その他の呼び名天の柱(Pillar of Heaven, Pillar of the Heavens)
聖なる山(Holy Mountain)
ヌーメノール人の聖なる山(Hallowed Mountain of the Númenóreans)

解説

クウェンヤで「の柱」の意。ヌーメノールミッタルマールの中心にあった山で、ヌーメノールの最高峰。山頂はエル・イルーヴァタールを祀る聖所とされていた。
天気が良く空気が澄んだ日には、ヌーメノール人の中で最も目の聡い者であれば、メネルタルマの山上から遥か西方にあるアヴァルローネの白い塔と都が望見できたという。

地形

タルマスンダールという尾根がヌーメノールの五つの半島(フォロスタールオルロスタールヒャルロスタールヒャルヌスタールアンドゥスタール)に向かって伸びている。山麓はゆるやかな草地だが、登るにつれて険しくなり、頂上付近は切り立ってまっすぐ登れないほどだったが、山をらせん状にとりまく道が作られていた。この道は山の南麓から登り始め、山頂の北側の縁の下へ達していた。
山頂はいくらか平らでくぼみ、大群衆を収容できるだけの広さがある。そこには屋根や囲いの類は一切なく、祭壇のみが設けられていたという*1
南側の二つの尾根の間にはノイリナンの谷があり、そこにはシリル川の源とヌーメノール王の墓所が存在した。

祭礼

ヌーメノールがまだ堕落していなかった頃、メネルタルマにおいて行われていたエルを祀る祭礼は以下のようなものだった。

普段、山頂には誰でも自由に訪れることができたが、イルーヴァタールの聖所のあまりに厳粛な空気のため、誰も一言も言葉を発せないほどであったという。
ヌーメノールの王のみが年に三度だけ言葉を発し、その時王は白い服と花飾りを身に着け、国民の大群衆を従えて沈黙のうちに山を登った。春の最初の日エルキエアメでは来たるべき日に祈るために、夏至のエルライタレにはイルーヴァタールを讃えるために、秋の終わりのエルハンタレでは感謝をささげるために、それぞれ言葉が口にされた。

山頂には「マンウェの証人(Witnesses of Manwë)」と呼ばれる三羽のがおり、人が近づいてくるといつも西の縁近くの三つの岩に舞い降りたという。この鷲たちはマンウェから遣わされ、聖所と国土とをあまねく見守っているのだと信じられた。

歴史

ヌーメノール人達は山頂で定例の参拝を執り行い、また最初に実った果実をエルに納めるといった風習があった。だが、ヌーメノールが堕落していくにつれて聖所への参拝はおざなりにされていき、タル=アンカリモンの治世以降は最初の果実を供える風習も疎かにされた。
タル=パランティアはメネルタルマへの参拝を復活させようと試みたが、彼が没し、アル=ファラゾーンの代になると再び顧みられることはなくなった。やがてやってきたサウロンがヌーメノールの実権を握ると、王はメネルタルマへの立ち入りを一切禁止する。とはいえ、サウロンといえどもエルの聖所をあえて汚すようなことはできず、山頂は参る者のないまま寂れるにまかされた。ヌーメノールの没落時、タル=ミーリエルはメネルタルマの聖所にいたる山道を駆け上がっていたというが、時すでに遅く島に迫る大波に飲み込まれたという。

ヌーメノールが水没した後も、エルの聖所であるメネルタルマの山上だけは損なわれることはなく、絶海の孤島となってこの世に残っているのだと後世のドゥーネダインは信じた。そしてもしこの島に辿り着けた者があったとしたら、その時にはひょっとするとかつてそうであったように遥か西方にアヴァルローネの都が幻影として望見できるかもしれないと考えられた。

コメント

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  • ふんぐるい むぐるうなふ ある=ふぁらぞおん めねるたるま うが=なぐる ふたぐん -- 2014-06-26 (木) 23:44:16
  • 中国の安徽省には天柱山と呼ばれる岩の峰がありますね。 -- 2014-06-27 (金) 23:28:31
  • 第2期1XXX年、祭礼にこない人向けに免罪符商法が始まる。 「このありがたいお札を購入すれば、山頂まで歩いてお参りに行ったのと同じ効能があり、健康長寿が約束されます」 だったら嫌だなぁ。 -- 2018-03-12 (月) 06:13:46
  • 沈みのこりの聖地メネルタルマ! もしかすると今でも不思議な力宿す大西洋の三角形の真ん中で、ヌーメノールの末裔(黒い方かも)とおぼしき年を取らない少年王さんに支配されるダイアモンド産地としてひっそりと栄えているのかもしれませんね。そするともしかしてバンさんマラさんはテルコンタール王朝の・・・ -- 2018-03-13 (火) 23:47:10
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*1 終わらざりし物語』には人の手が加えられないままにあり続けた。建物も祭壇も、ただの石積みでさえも立てられることはなかったとある

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Last-modified: 2018-03-13 (火) 23:47:10 (223d)