マイアール†
概要†
解説†
クウェンヤで“the Beautiful”(美しい者たち)の意。単数形マイア。女性形はマイエア(単数形マイエ)。アイヌルのうち、ヴァラールの下位に立つ精霊。
ヴァラールは、多くの仲間を自分たちの方に引き寄せた。かれらより劣る者もあれば、かれらとほとんど同じぐらい偉大な者もあった。そしてかれらは共に、営々として地球の秩序作りと、その混乱の制御につとめた。*2
ヴァラールと同じくマイアールは、真の意味では肉体を持たず、目に見える“姿”を装っているだけである。特にマイアールは目に見える定まった姿形を取らずに活動している者が多く、自由の民に存在が知られ名前を付けられている者は非常に少数であるという。
ただし中つ国に於けるイスタリは人間の老人の肉体に束縛されていて、容易に堕落する危険もあり、死ぬこともありえた。
マイアールはヴァラールに仕えたが、サウロンやバルログなどその一部はメルコール(モルゴス)に誘惑されて堕落し、彼に仕えるようになった。これらの悪霊達も、堕落が進むにつれてモルゴスより与えられた肉体やその者自身の肉体に束縛されていき、霊的な自由度を失っていった。
マイアのうち、アリエンとティリオンは、月と太陽を引く役目を担った。
マイアのメリアンは、エルフのシンゴルと結ばれたことにより、その血を中つ国に生きる子孫に残した。
また第三紀には、マイアであるイスタリ(つまりガンダルフやサルマンら魔法使い)が中つ国にやってきて、中つ国の住民に大きな影響を与えた。
マイアールの一覧†
マイアールの総数は自由の民には把握されておらず、名前が知られているのはヴァリノールのマイアールとモルゴスの召使の内の、わずかな者に過ぎない。
- ヴァリノールのマイアール
ヴァラールの民の内、マンウェの伝令使エオンウェが最も力あるマイアとされ、ヴァルダの侍女イルマレと共にヴァリノールのマイアールの頂点にあった。モルゴスの召使の内ではサウロンが最強の者であった。
Include/アイヌル†
コメント†
最新の6件を表示しています。 コメントページを参照