ボンブール†
概要†
解説†
ビルボ・バギンズと共に、エレボールに遠征した13人のドワーフの一人。モリアのドワーフの出だが、ドゥリンの一族の出身ではない。ボーフールとは兄弟で、ビーフールとはいとこ(cousin)にあたる。
『ホビットの冒険』では薄緑の頭巾を被っていた。お茶の時間に袋小路屋敷に押しかけた際にはビルボにポークパイとサラダを注文し、食後には太鼓を演奏している。
ボンブールは肥満体質のうえ臆病で、終始他の仲間のお荷物のような状態であり、一行が闇の森のエルフ道を進んでいた時には魔の川で溺れて眠り込んでしまい、他の仲間が四人ずつ交代で彼の体を担ぎ、運ばなければならなかった。ボンブールはこの時夢の中で、エルフ王とその仲間の森エルフたちが、森の中で宴会をしているのを目にしている。
ボンブールは五軍の合戦でも生き残り、山の下の王国に移住した。『指輪物語』の時代にはさらに太り、グローインがフロド・バギンズに語ったところによると、ベッドから食卓の椅子まで移動するのにも6人ものドワーフの介添えが必要になるほどだったという。
映画『ホビット』における設定†
俳優 | スティーブン・ハンター |
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日本語吹き替え | 斎藤志郎 |
美食家で、一行の食事を担当する他、建築家でもある。裏設定では色男であり、故郷には12人もの子どもがいる。出立時に所持していた武器は、鉄製の玉杓子と肉切り包丁。五軍の合戦では、フレイルを武器に使っている。
原作にある臆病さは見られず、肥満体とは裏腹に、俊敏に動いて戦うキャラクターになっている。ゴブリン町などで軽快に動いて戦っているほか、ビヨルンの家に皆が逃げ込むときには他のドワーフたちを次々と抜き去るほどの足の速さを見せた。森の川の激流を下る場面では、襲い来るオークを樽で転がって撥ね飛ばすという荒技を披露した。一方でエクステンデッド・エディションでは原作通り、闇の森で魔の川に落ちて眠り込み、他のドワーフが運ぶシーンが追加されている。
またコミカルさを強調する為に、台詞が極端に少なくなっている(仲間と会話するシーンはあるが、単独で喋るシーンは全く無いため、聴き取るのはかなり難しい)。エクステンデッド・エディションでは、ビーフールの頭から抜けた斧の破片を返すとき、唯一のはっきりとした台詞がある。
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
Include/ソーリンとその仲間†
ソーリンとその仲間 | |
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ドワーフ | ソーリン・オーケンシールド、バリン、ドワリン、フィーリ、キーリ、ドーリ、ノーリ、オーリ、オーイン、グローイン、ビーフール、ボーフール、ボンブール |
ホビット | ビルボ・バギンズ(忍びの者) |
魔法使い | ガンダルフ |
コメント†
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