ホビットの冒険/ストーリー

ビルボの元への突然の訪問者

袋小路屋敷に住むホビットビルボ・バギンズは、ある時大魔法使いガンダルフの訪問を受ける。さらにビルボの家には、トーリン・オーケンシールドを主とする13人のドワーフドーリノーリオーリバーリンドワーリンフィーリキーリオイングローインビフールボフールボンブール)が現れ、黄金竜スマウグに奪われた、はなれ山のドワーフの宝物の話をした。
最初はが恐ろしく、乗り気でなかったビルボだが、向こう見ずのトゥックの血筋からか、この話に引かれる部分も確かにあった。結局ビルボはなし崩し的に、このドワーフの宝物を奪回するための、はなれ山への冒険に参加することになる。

冒険への出発

一行は旅の途中でトロルに襲われるが、ガンダルフの計略によって、トロルをまんまと石にしてしまうことに成功する。彼らはトロルの溜め込んでいた宝物から剣を見付け、トーリンはオルクリスト、ガンダルフはグラムドリングと名付けられた剣を手にする。ビルボは宝の中から小剣を貰い、それにつらぬき丸と名付けた。

裂け谷へ

一行は「最後の憩」館に立ち寄り、その館の主である半エルフエルロンドから助言を受ける。彼らは、トーリンが持っていた月光文字の地図をエルロンドに解読してもらい、はなれ山に侵入するためのヒントを貰った。

指輪の発見とゴクリとの遭遇

一行は裂け谷を出発して旅を再開したのだが、ビルボは霧ふり山脈の山の中にあるゴブリンの洞窟で、仲間とはぐれてしまう。その時にビルボは、偶然一つの指輪を拾った(その時は、ただの指輪としか思わなかった)。それからビルボはゴクリと出会い、なぞなぞ遊びで勝負する。ビルボが勝てば、ゴクリはビルボを出口まで連れて行く。ゴクリが勝てば、ビルボはゴクリに食べられるという条件だった。道に迷ってにっちもさっちもいかなくなっていたビルボは、やむなくこの条件を受けることにする。

最終的にビルボはゴクリとの勝負に勝ったが、ゴクリは約束を破ってビルボを食おうとする。だがビルボは、偶然一つの指輪をはめると、その力で姿が透明になり、ゴクリを躱すことに成功。ゴクリは、ビルボは逃げたと思って出口へ向かい、ビルボは透明の姿のままその後をつけ、最後にはゴクリをかわして洞窟を脱出。ガンダルフやドワーフ一行と再会して旅を続けた。

ビヨルンの元から闇の森へ

途中一行は熊人間のビヨルンの所に立ち寄る。そこでガンダルフは、ある用事のために一行から別れるが、ドワーフたちとビルボは旅を続け、闇の森を抜けようとする。だがドワーフたちは森の中で迷い、蜘蛛に襲われる。彼らはどうにかビルボによって助け出されたが、今度は闇の森のエルフに捕まってしまった。ただしビルボだけは、指輪の力で透明になってエルフから逃れ、エルフを追跡して皆を救出するチャンスを待った。
エルフの王(スランドゥイル)の尋問に対し、ドワーフ達は旅の目的を話そうとしなかったが、スランドゥイルはドワーフ達が何かを隠しているのを見抜き、ドワーフたちを地下牢に閉じ込めた。ビルボは、指輪で透明になってエルフの目を逃れ、ドワーフ達を救出。それから、水路から物資輸送用の樽に乗って川を流されることによって、闇の森のエルフの城を脱出する。

エスガロスからはなれ山へ

そして一行は、エスガロスへ到着。彼らはエスガロスで歓待を受けた後旅を再開し、スマウグの居るはなれ山に到達した。ビルボは指輪の力で透明になると、トーリンの地図にあった裏口からはなれ山内部へと侵入、スマウグと対面する。スマウグは、ビルボの臭いに気がつくが、ホビットの存在を知らなかったスマウグは戸惑う。そこでビルボはスマウグを口車に乗せ、スマウグの弱点である鱗のほころびを発見した。さらにビルボは、スマウグの宝からアーケン石を盗み出す。

スマウグの最後

アーケン石が無くなったことに気がついて激怒したスマウグは、はなれ山のねぐらを出てエスガロス襲撃に向かう。この時、ビルボは自分が発見したスマウグの弱点をツグミに伝え、その情報はエスガロスのバルドに伝えられる。するとバルドは、黒い矢を用いて見事にスマウグを仕留めた。

五軍の合戦

スマウグがいなくなっている間、トーリン達ははなれ山を自分の者と宣言する。ところが、トーリン達はスマウグに殺されたと思っていたバルド達エスガロスの民は、被災したエスガロスの民の救援に来た闇の森のエルフと共に、はなれ山にあったドワーフの宝の回収にやってきた。
ところがトーリンは、はなれ山の財宝をエスガロスの民に渡すことを拒否し、トーリン達とエスガロスの民、そしてエルフは睨み合いになる。ビルボは、盗んだアーケン石をバルドのもとに持っていって、これをドワーフとの交渉の材料にするよう提案、戦争を避けようとする。またバルド達は、人数も少ないトーリン達はいずれ食料もなくなって音を上げると踏んでいたが、トーリンはロアークを使って、くろがね連山ダイン二世を援軍に呼んでいた。こうして人間、エルフ、ドワーフの間での戦争が近づきつつあった。

ところがその時、はなれ山にドワーフが戻ってきたことを聞きつけたオークワーグが、これを攻撃するために霧ふり山脈からやってきた。そこで人間、エルフ、ドワーフは休戦し、ともにオークとワーグに対抗することで同意。ここに五軍の合戦が始まった。

この戦いでトーリン二世は討ち死にするが、オークとワーグは撃退され、人間、エルフ、ドワーフの和解も成し遂げられる。はなれ山にドワーフの山の下の王国が再建され、その王にはダイン二世が即位する。また、かつてはなれ山の麓にあったがスマウグに滅ぼされた谷間の国には、かつての谷間の国の王の子孫であるバルドが即位し、谷間の国の再興を始めた。

ホビット庄への帰還

この戦いではビルボも生き残り、ミスリルの胴着(鎖かたびら)を初めとする宝物を受け取ってホビット庄への帰途につく。そして袋小路屋敷に戻ると、ビルボの親戚のオソ・サックビル=バギンズロベリア・サックビル=バギンズが、ビルボは死んだものとして袋小路屋敷の家具を売り払っていた。そうやってサックビル=バギンズは袋小路屋敷を乗っ取ろうとしていただが、その計画は危ういところで阻止された(ビルボとサックビルの不和はこれが元)。そしてビルボは「死ぬまで一生幸せに暮らしました」という。

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Last-modified: 2009-05-12 (火) 10:22:07 (192d)