ホビット †
概要 †
| カテゴリー | 種族 |
|---|
| スペル | Hobbit |
|---|
| その他の呼び名 | クドゥク(Kuduk)、小さい人(Halfling)*1、ホルビトラ(Holbytla) |
|---|
解説 †
『ホビットの冒険』『指輪物語』主人公のフロドとビルボの種族。
彼らの種族がどうやって生まれたのか、来歴ははっきりしていない。ホビットとはホビットが自らの種族を表すのに使った言葉で、他の種族からは「小さい人」と呼ばれる。だが彼らの存在は、彼らの住む土地であるホビット庄があるエリアドール付近を除き、ほとんど他の種族には知られていない。ロヒアリムの伝承に、「北方には、地面に穴を掘ってその中に住む、小さい人がいる」という伝承がわずかに伝わっている程度であった。
「ホビット」とは、西方語クドゥクの英訳語にあたる。ローハン語で「穴の家を造る者(hole-builder)」の意である、kûd-dûkanが語源と考えられている。
このkûd-dûkanを英語(古英語)として表現したのがホルビトラ(holbytla)(複数形ホルビトラン(Holbytlan))であり、そこから西方語を英語に翻訳したホビットという言葉に繋がっている
| ローハン語での種族名 | ホビット自らが使った種族名 |
|---|
| 西境の赤表紙本原本における西方語での表記 | kûd-dûkan | クドゥク(Kuduk) |
|---|
| トールキンによる英語表記 | ホルビトラ(holbytla) | ホビット(Hobbit) |
|---|
ハーフリング †
ハーフリングは、「小さい人」の英語表記であるHalflingをそのまま片仮名にしたもので、一部の翻訳ではこの表記になっている。この表記は、トールキンによるもの以外の作品でも使われており、特にテーブルトークロールプレイングゲーム『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の種族名として有名。これは一説には、ホビットという名前を使用することを著作権の問題で避けたためとも言われている(ただし、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』を参考にして作られた『ウィザードリィ』ではホビットの表記がそのまま使われている)。
特徴 †
- 外見
平均身長は(第三紀末では)60cmから80cm程度で、大抵は太って腹が出ている。足は臑から下が毛で覆われており*2、靴は履かずに裸足で過ごす。ぬかるむ日には、稀にドワーフの長靴を履くこともある。
髪の毛は巻き毛で、色は茶色(ごく稀に金髪)。寿命は90~110歳程度。33歳で成人と見なされる。
- 能力
力は強くなく蛮勇を奮うこともないが、耐久力が高く、困難な状況に驚くほど耐え抜く。手先は器用だが、細工物に打ち込むということは少ない。やむを得ず戦う時には投石が得意で、弓を扱うのも比較的上手。
- 文明・文化
素朴な農耕民族。食べることを好み、可能なら一日に6回食事をする(そのため料理も得意)。またパイプ草を吸うという芸当はホビットから始まり、他の種族に広がっていった。
争い事を好まない資質。文字を理解するホビットのは全体の半数程度だが、その者達はしげしげと親戚縁者に手紙を書いた(親戚血縁関係を重視する性質)。自分の誕生日には他人に贈り物をする習慣がある。
- 住居
緩やかな丘の斜面に、穴を掘って住居とする。丸いドアや円い窓がホビット穴の特徴。時々地上に建物を建てることもあるが、城や塔などの巨大な建造物は造らない。
- 歴史
第二紀の頃に霧ふり山脈の東から西方へと移動しつつ、ブランディワイン川を越えてホビット庄に移住した。彼らはその時よりホビット庄暦という独自の暦を使う。名目上彼らは北方王国アルノールの民だが完全な自治を行い、戦乱にはほとんど煩わされず、アルノール滅亡後も独自の文化と生活を守っていた。
以後も、他の多くの国にとっては、小さい人の事は殆ど知られることはなかった。僅かに伝承として「穴の中に住む小さい人がいる」と語られていることがある程度だった。
彼らの歴史には、ほとんど戦いというものはなかった。ただアルセダインとアングマールの魔王との戦いには、ドゥーネダインの王の救援のため、ホビットは弓の名手をフォルンオストの合戦場に送り出したと主張している(第三紀1974年頃。このことは人間の記録には残っていない)。だが、その弓の名手たちは誰一人帰ってこなかった。
また第三紀2747年には、ゴルフィンブールが引き連れるオークが北四が一の庄に侵入してくる。だがホビットたちはバンドブラス・トゥックに率いられ、これを撃退した(緑野の合戦)。
- 氏族
主にハーフット、ファロハイド、ストゥアに分かれる。
- 言語
ローハン語が起源と思われる言葉を使っていたが、西方への移動に伴いその言語を忘れ、西方語を使うようになった。しかし一部の固有名詞は、そのまま彼らの言葉の中に残された。
- 偏見
他の種族とほとんど関わりを持たない。かつては人間やドワーフと交流があったが、それもどんどん少なくなっていった。しかしブリー村のホビットは人間と共に暮らしている。彼らは、人間のことは「大きい人」と呼んでいる。
コメント †