- ゴンドールの統治権を持つ20代目の執政ベレゴンド(Beregond)については、ベレゴンド(ベレンの息子)を参照してください。
ベレゴンド†
概要†
解説†
バラノールの息子。ベルギルの父。指輪戦争時のミナス・ティリスの城塞の近衛兵。彼の家系はもともと山の谷間の地方の出で、その前はイシリエンから来たという。ゴンドール人の中でも最も背が高い者の一人。
デネソール二世に忠誠を誓ったペレグリン・トゥックの世話を任じられ、彼と親しく語らう仲となった。
「わたしは隊長なんかじゃありませんよ。役職も地位も称号も持っていません。当城塞の第三中隊の一兵士にすぎませんよ。しかしペレグリン殿、ゴンドールの塔の近衛兵であることは、たとえ一介の兵士にすぎなくても、この都では値打ちのあることと見なされていて、このような者がこの国では名誉を得ています。」*1
ベレゴンドはファラミルを非常に敬愛しており、狂気に陥ったデネソールがラス・ディーネンでファラミル共々焼身自殺を図ろうとすると、主君(デネソール)の命令に反してでもこれを阻止しようとした。この時彼は許可なく持ち場を離れ、さらにあくまで命令を遂行しようとするフェン・ホルレンの門番およびデネソールの侍僕たちと斬り合いになり、計三人を殺害してしまう。とはいえ彼の命をかけた抗命のおかげでガンダルフが現場に到着し、ファラミルは救われた。
この一件で近衛兵の任を一時解かれたが、処分保留のまま西軍の一員として黒門の戦いに参加。ピピンと共にゴンドール軍の最前列に立って戦い、山トロルの首領に打ち倒されてあわや喉を噛み切られそうになったところを、ピピンに救われた。
戦後、エレッサール王の裁きを受け、持ち場の放棄と聖所を血で穢した罪で本来なら死罪になるところを、戦功とファラミルへの忠誠に免じて都からの追放処分に留められる。そしてイシリエンの大公に任じられたファラミルを守る白の部隊の隊長としてエミン・アルネンで暮らすことを命じられた。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
登場しないが、登場させた場合を想定してコンセプト段階で描かれた設定画が存在する。また、『The Lord of the Rings Strategy Battle Game』の他、映画を基にした一部の派生作品には登場している。
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
コメント†
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