プーケル人†
概要†
解説†
道の曲り目ごとに人型に彫った大きな立ち石がありました。太鼓腹の上にずんぐりした腕を組み、あぐらをかいてすわっている、不格好な手足をした巨大な石像でした。多年の風化で、今なお悲しげに通行者を見つめている暗い穴だけの目を残し、顔の
造作 をすっかり失ってしまったものもありました。騎士たちはこの像たちにほとんど目もくれませんでした。かれらは像をプーケル人と呼んで、あまり注意をはらいませんでした。像たちには何の力も恐ろしさも残されていなかったのです。しかし夕闇の中に像たちが陰気にぼうっと浮かび上がっているのを、メリーは驚嘆の念とほとんど憐れみに近い気持ちでじっと見つめました。*2
ドルーエダイン(野人)が作った見張り石の名残りだと思われる。
『終わらざりし物語』によるとロヒルリムはやしろ岡のこの石像と、自分たちが迫害した野人とに関係があるとは気付いていなかったという。一方でゴンドールでは両者が同一民族であることが知られていた。
画像†
『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
コメント†
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