- ゴンドールの執政家の祖、エミン・アルネンのフーリン(Húrin)についてはフーリン(エミン・アルネン)を参照してください。
- ゴンドールの統治権を持つ5代目の執政フーリン一世(Húrin I)についてはフーリン一世を参照してください。
- ゴンドールの統治権を持つ14代目の執政フーリン二世(Húrin II)についてはフーリン二世を参照してください。
- ミナス・ティリスの鍵鑰主管長、身の丈高きフーリン(Húrin)についてはフーリン(ミナス・ティリス)を参照してください。
フーリン †
概要 †
解説 †
トゥーリンとニエノールの父。
ドル=ローミンの領主でハドルの息子であるガルドールを父とし、ハラディン族の王ハルミアの娘ハレスを母とする。フオルの兄。モルウェンの夫。
ブレシルのフーリン †
ブレシルで、母方の叔父のハルディアによって養育された。オークとの戦いに弟のフオルと共に出陣するが、ブリシアッハの浅瀬でオークに包囲されたところをウルモに救われて逃れる。その後さまよっていたところをソロンドールの鷲達によって救い上げられ、ゴンドリンへと送られた。
フーリンは、フオルと共にゴンドリンに一年近く滞在し、エルフから様々なことを学んだが、やがて同族の元に戻ることを望む。フーリンとフオルはトゥアゴンに別れを告げ、また大鷲によって運ばれ、ドル=ローミンに戻った。
ガルドールがエイセル・シリオンの包囲戦でオークの矢を受けて死ぬと、フーリンはハドル王家を継承してフィンゴンに仕えた。そしてベオル王家のバラグンドの娘モルウェン・エレズウェンを妻とし、トゥーリン、ラライス、ニエノールの父となった。
ニアナイス・アルノイディアドでの悲劇 †
フーリンは、ニアナイス・アルノイディアドと呼ばれることになる戦いに、フオルと共にドル=ローミンの軍勢を率いて参戦する。その大乱戦のさなかにフーリンはトゥアゴンと再会したが、ウルドールらの裏切りによって部隊は崩れ、フーリンは撤退するトゥアゴンの部隊の最後衛を守って彼を助ける。フーリンはセレヒの沢地にまで退き、フオルも他の者も全て斃れた中で、フーリンはただ一人戦い続けた。だが遂にフーリンは、自らが切り落としたオークの腕に埋もれて身動きが取れなくなり、生きながらオークに捕らえられ、ゴスモグに引きずられてアングバンドに連れ去られた。
フーリンはモルゴスの前に引き出されて尋問されたが、モルゴスを歯牙にもかけず嘲る。するとモルゴスはフーリンやフーリンの家族を呪う。フーリン自身はサンゴロドリムの高みにある石の椅子に座らされて金縛りにあわされ、モルゴスのねじ曲がった目と耳によって中つ国の出来事を知ることになり、エルフ、特にシンゴルとメリアンへの憎しみが増大されるように仕組まれた。
釈放後、不幸をもたらした行動 †
フーリンは、トゥーリンの死の一年後に釈放される。彼は再びゴンドリンに行くことを望み、ディンバールに入った。
さまよっている彼の姿はソロンドールに発見され、その事はトゥアゴンに知らされた。最初トゥアゴンは、フーリンがモルゴスに屈したと思って警戒した。だが後に考えを改めて、フーリンをゴンドリンに連れてこさせようとする。だがその時には、既にフーリンは見つからなかった。
一方、絶望したフーリンはゴンドリンの方角に向けて、トゥアゴンを呼んで叫んだ。その声はモルゴスの間者に聞かれ、モルゴスにゴンドリンのおおよその位置を知らせてしまうことになる。
その後フーリンはブリシアハに戻り、トゥーリンとニエノールの墓に辿り着いた。この場所でフーリンはモルウェンに再会して彼女の死を看取り、葬る。その後カベド・ナイラマルスのトゥーリンとニエノールの墓石に、モルウェンの名を追加して刻んだ。
それからフーリンはナルゴスロンドの廃墟へ赴き、トゥーリンを裏切った者への復讐として、そこにいた小ドワーフのミームを殺しす。それからナルゴスロンドの財宝の中からただ一つナウグラミーアだけを手に、ドリアスへと向かった。
彼は、トゥーリン、モルウェン、ニエノールが、シンゴルによってドリアスから追放されたというモルゴスの吹聴に怒りを滾らせ、シンゴルにナウグラミーアを叩き付ける。だがその時フーリンはメリアンによって呪いから解放され、真実を悟る。すると彼は改めてナウグラミーアを贈り物としてシンゴルに捧げる(間接的に、このナウグラミーアがドリアス滅亡の原因となる)。その後フーリンは目的も望みも全て失って、西海に身を投じたという。
コメント †