フィンウェ

概要

カテゴリー人名
スペルFinwë
その他の呼び名ノルドールの上級王(High King of Noldor)
種族エルフノルドール
性別
生没年二つの木の時代~†第一紀-20年
配偶者ミーリエル(前妻)、インディス(後妻)
子(前妻)フェアノール(息子)
子(後妻)フィンディス(娘)、フィンゴルフィン(息子)、イーリメ(娘)、フィナルフィン(息子)

解説

ノルドール上級王
創設初代
フィンウェ
? ~ 第一紀-20
第2代
フェアノール
-20 ~ -4

ノルドールの最初の上級王
死別した前妻のミーリエルとの間にフェアノール、後妻のインディスとの間にフィンゴルフィンフィナルフィンの三人の息子を持つ*1
フェアノールの息子たちマイズロスマグロールケレゴルムカランシアクルフィンアムロドアムラス)、およびフィンゴントゥアゴンアレゼルフィンロドオロドレスアングロドアイグノールガラドリエルの父方の祖父。
テレリの上級王エルウェの友。

フィンウェはとりわけ息子のフェアノールを愛していたが、それが宝玉戦争をはじめとする後世起きた非業の遠因の一つとなった。

アマンへの旅

元々フィンウェはエルフたちをアマンに招くためにそれぞれの部族の代表として選ばれた三人の使節の一人であり、イングウェエルウェと共に一度オロメに連れられてアマンに至り、その地の素晴らしさと二つの木の光を目撃する。クイヴィエーネンに戻った彼らは、ヴァラールの招致に応じて西方へと移住することを仲間達に勧め、大いなる旅では第二陣となるノルドール族を率いてアマンへ到達した。

第三陣のテレリ族を率いるエルウェとは友人であり、二人は旅の間もしばしば互いを訪ねて交友した。だがエルウェはフィンウェを訪った折にナン・エルモスの森でメリアンに魅せられて行方不明になり、統率者を探し求めたテレリ族は中つ国に取り残されることになる。
これを悲しんだフィンウェはかれらにもう一度機会を与えるようヴァラールに嘆願し、テレリ達はアマンへ渡ることができた。だがアマンへやってきたのはオルウェに率いられた一部の者達であり(ファルマリ)、エルウェ自身は生きて再びアマンの地を踏むことはなかった。

ヴァリノールにおける至福と悲嘆

アマンにおいてフィンウェはノルドール上級王となり、ティリオンの都に住まった。
この至福の日々に彼はミーリエルと結婚し、長男のフェアノールが生まれた。

だがミーリエルはフェアノールを生み出したために甚だしく消耗し、ついにはローリエンの庭に身を横たえたまま霊魂はマンドスの館に去ってしまった。悲嘆にかきくれたフィンウェは代わりに全ての愛情をフェアノールに注ぎ、やがて彼が成長しきると、ヴァラールの許しを得てインディスと再婚。その間にフィンゴルフィンフィナルフィンという新たな息子をもうけた。
これをフェアノールは喜ばず、やがてフィンゴルフィンとの間で父の寵愛を競って反目し合うようになる。ついにはフェアノールはフィンウェの眼前でフィンゴルフィンに剣を突きつける暴挙に及び、ヴァラールの采配でティリオンから暫し追放されることになった。(この一連の出来事の裏にはメルコールの悪意があった)

心を痛めたフィンウェはフェアノールと彼の息子たちと共に追放の身になることを選び、彼らとフォルメノスに引きこもって自らを廃王と見なした。このためティリオンと民はフィンゴルフィンが代わって統治した。

ヴァリノールの祝祭にもフィンウェは姿を見せず、ただヴァラールに出席を求められたフェアノールだけがフィンゴルフィンと和解するために現れた。ここでフィンウェの一族の不和は洗い流されるはずであった。
だがメルコールウンゴリアントと結託して二つの木を枯死させ、次いでフォルメノスを急襲してシルマリルを奪い取り、その入口の前でフィンウェを殺した。こうしてフィンウェは至福の国において初めて殺害された者となった。

これを知らされたフェアノールはメルコールをモルゴス「黒き敵」と呼んで呪い、恐るべき誓言を立てて復讐とシルマリルの奪回を誓うと、同族殺害を犯しながらもノルドール族の大多数を引き連れて中つ国へと帰還し、望みなき戦いを繰り広げた。

フィンウェ王家 (House of Finwë)

ノルドール上級王位はフィンウェの血筋に受け継がれた。
長男フェアノールの家系がフェアノール王家、次男フィンゴルフィンの家系がフィンゴルフィン王家、三男フィナルフィンの家系がフィナルフィン王家である。

コメント

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  • 歴史上に残る、唯一の再婚されたお方。 -- Windy
  • 子供の育て方を完全に間違えてる。息子も息子だが親も親。
    • できの悪い子供ほどかわいいの典型。 弟達と比較すると性格、人望ははるかに下。 たまたま、兄が後世に名を残す物を創造したから、有名になっただけで、そうでなければ、やさぐれた愚兄としか思われなかっただろうに。 母親をなくしたから、かわいそうだとの思いがあったから、猫かわいがりしたのだろうが、確かに育て方は間違えている。 -- ねずみ 2011-11-23 (水) 19:08:52
    • 悪く言われているけど、この人がいたからフェアノールの暴走が抑えられていたようなものだから。 仮に彼が殺されずにシルマリルのみが奪われていたなら、その後の悲劇はなかっただろう。 -- 2016-03-21 (月) 13:30:26
      • だな -- 2017-04-27 (木) 01:28:16
  • wikipediaにはフィンディスとイリメという娘がいると書いてありますが、何に載ってるのかな? -- カップ 2007-07-22 (日) 00:58:25
    • 『中つ国の歴史』かな? -- ホビット 2008-12-30 (火) 15:08:28
  • ローマ史で例えるならセプティミウス・セウェルス帝のような人格。彼は自分の息子が暴力的な性質に育つのをどう思い、そしてどう矯正しようとして失敗したんでしょうか(あるいは矯正しようとしなかったのか)。ちょっとこの方も指導者として問題ありすぎです。 -- 「ど」の字 2009-06-15 (月) 19:26:45
    • 息子は弟殺しのカラカラ帝・・・ -- 2012-01-08 (日) 13:39:09
  • …元祖ダメ親? -- 2009-07-15 (水) 17:02:33
  • HoME10巻収録のthe Story of Finwë and Mírielでは、自分が永久にマンドスに留まる代わりにミーリエルを蘇らせてくれるよう嘆願して聞き届けられている。だが息子たちが一族全てとべレリアンド全土を巻き添えに破滅するようなことになった後では元からこの世に未練もあるまい…合掌。 --ウサギの足 2009-12-04 (金) 01:34:06
    • と思ったが、みんなにあわせる顔が無いから永久に親子で引きこもりなのかも。フォルメノスの時と同じか。 -- ウサギの足 2010-01-15 (金) 22:58:24
  • 最終的にはマンドスに留まり続けることを選んだことでインディスとも永久に別れ別れになった訳だ。 -- 2010-01-19 (火) 16:17:00
    • まぁ、マンドスでミーリエルと一緒にいるとなればインディスも心穏やかとは言いがたいだろうし、これ以上心を痛める人が出ることを望まなかったという解釈もできるかも。自身の「再婚」という行為が思いもよらぬほどの悲劇の引き金を引いてしまったわけだから、いろいろと責任を感じてはいたでしょうし。 -- 2010-02-18 (木) 16:38:47
      • フィンウェ自身が「インディスは彼女の子供たちの父が死んだことを悲しむだろうけれど、それはフェアノールの父ではない」というようなことを言っているので、結局は何よりも長男を思っての決断のように思われます。どのみち生前の時点でフェアノールが許されないなら自分も同罪であると覚悟していたようですし。 -- 2010-02-25 (木) 17:42:05
      • しかし「イングウェやオルウェがたくさんの子孫達に囲まれて暮らしてるのに、自分は息子一人だけなのは悲しい」と主張して再婚しておきながら、その決断も結構酷い。 -- 2010-03-04 (木) 02:32:34
      • 改めて考えると、フェアノールの気性を知ってて、息子も嫌がってるのに「子供沢山ほしい」という理由で結婚→次男三男よりもフェアノールを溺愛して職務放棄で引きこもるって……結構駄目親だな -- 2012-12-05 (水) 16:15:29
      • でもガラ様の祖父で裂け谷一家とアラゴルンの御先祖でもあるわけですし、生まれたのが悲劇だけではなかったのが幸いか・・・良くも悪くもパンドラの箱みたいな御仁ですな(汗) -- 2013-02-20 (水) 18:40:26
      • 子供の育て方を間違った事でミーリエルに怒られるのが怖かったとか。フェアノールに気性が似てたなら、ミーリエルは情の深い女性だったんだろうな。 -- 2014-04-29 (火) 22:14:33
  • 友達のエルウェをずっと待ってたのに会えないのが寂しくて「テレリ達を早くアマンに連れてきて!」とウルモに頼んだり(結局エルウェはこなかったが)寂しがり屋だという印象。シンゴルがアマンに渡ってきていたら再婚しなかったかも(シンゴルも娘一人だし) -- 2013-04-24 (水) 00:30:35
  • 王のテンプレートについて、見出し部分が複数に分かれて王家も併記されるのは見苦しく感じたため、下段に小さく位置する形に変えてみました。王家の変遷等、見やすいかと存じます。現在フィンウェフィンゴルフィンフィンゴンアラゴルン二世で各パターンを試行しています。異論がなければ各王に広げたいと思います。 -- 2016-03-21 (月) 14:37:12
    • HTMLの基本的概念などから、文字サイズを直接指定するのはなるべく避けるべきと考えています(当方の環境では確認できませんが4Kディスプレイだと小さすぎて読めなくなる可能性もあるため)。相対サイズ指定ができればまだいいのですが…。あとこれもHTMLの概念で、表はあくまで“表”の概念の元に使うべきであり、“見た目”優先で使うべきではないというのがあります。そういう意味では、代数、戴冠年もプロフィールの“概要”のように、brを使わず表の1項目にすべきなのですが…… -- 2016-03-22 (火) 01:08:28
      • (提案者)文字サイズについては首肯されるご指摘です。ただ表機能は当サイトの王項目では、あくまで情報案内のレイアウトの便宜から使用されているに過ぎないと理解しています。(テンプレート導入のきっかけであるFrontPageコメントで見た目の「美しさ」も考慮の対象となっている点、およびアラゴルン二世2014-03-26 (水) 10:20:36でbrが管理人ご自身により導入されている点など)。HTMLの表概念に厳密に準拠する必要はないのではないでしょうか。 -- 2016-03-22 (火) 02:34:50
      • 今となっては、系図にbrを入れたのは正直なところ失敗であり、表として組むことを考えるべきだったと思っています(なお最初に私(管理人)が仮で組んだ最初のテンプレートでは、“第〇代:名前:年代”と、brを入れないレイアウトにしていたと記憶しています)。なお文字サイズについては、4Kディスプレイで閲覧した場合の各ブラウザでの影響を知りたいのですが、どなたか確認できる方はいらっしゃらないでしょうか?(管理人) -- 2016-03-22 (火) 03:35:09
    • (提案者)管理人様のお話を元に、br不使用で代数、戴冠年の項目独立を試みましたが、やはり上手くいきませんね・・・。(特に王国が分裂・再統一される場合)
      ひとまず比較のためフィンウェを除き、文字サイズ指定は解除しておきました。
      見出し欄(ヘッダ)に王朝名を併記するのだけは、王朝が入れ替わる場合、見出しとなるべきヘッダが無意味に分割されてしまうため(フレアラフの例など顕著)、避けるべきと個人的に感じるのですが、いかがでしょうか。はじめに管理人様が仰っていたように、王朝は非記載でも良いと個人的には思うのですが、その点も他の方のご意見はどうなんでしょう。-- 2016-03-22 (火) 21:42:44
      • 王朝は非記載で良いというのは同感です。また分裂、統一した場合の組み方が変わってくるというのは盲点でした。それを除いても、置換で一括変換処理などして一度で成形し直す方法も思いつきませんし、手作業でここまでできているものを成形し直すのも手間なので、改行についてはとりあえずこのままでいいかと思います(管理人) -- 2016-03-23 (水) 14:21:32
    • (提案者)一週間経ちましたので、王朝・王家は非記載の方向で広げていこうかと思います。 -- 2016-03-30 (水) 18:50:19
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*1 Morgoth's Ring』及び『The Peoples of Middle-earth』によると、インディスとの間にはFindis(フィンディス)とÍrimë(イーリメ)という娘もいる。

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Last-modified: 2017-04-27 (木) 01:28:16 (449d)