ノウム

概要

カテゴリー種族
スペルGnome
その他の呼び名ノウム(土鬼)

解説

ホビットの冒険』の初期の版で、西のくに上のエルフのうち、地のエルフ(即ちノルドール)を指すのに使われることもあると書かれていた言葉。トールキンが改訂を施した『ホビットの冒険』後期の版では、この表記は削除されたため、廃案にされたものと考えられる。
瀬田貞二訳の岩波書店版『ホビットの冒険』は削除前の第2版を底本としているためそのまま登場する。山本史郎訳の原書房版『ホビット ゆきてかえりし物語』本文は削除後の第3版を底本としているため登場しない。

妖精としてのgnomeは16世紀の錬金術思想家パラケルススの著作に登場した地の精に由来し、そこから次第に民話の存在となっていった。ラテン語の「gēnomos(大地の住人)」が語源と考えられている。通常白いあごひげを生やした猫背の地の精、小鬼で、地中の宝を守ると信じられた。そこから転じて、国際的金融業者を表わす口語ともなっている。
また、英語では同じ綴りの単語にgnome「格言」がある。これはknowと同根で「知識」が原義である。妖精gnomeの語源をこちらに求める向きもある。

コメント

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  • HoMEの中でも初期草稿に属する部分では、ノルドールのことを指す種族名としてよく用いられているようなので、当初は"Gnome"こそが「ノルドール」の呼称として考えられていたのでしょう。しかし、ホビットの冒険の改版の際に削除された、ということは、(確かその時には束教授が御存命だったはずなので)教授御自身が没案にした、ということでしょう。 -- カイト
  • 瀬田貞二訳では「土鬼(ノウム)」と表記されていた。ナウシカのドルクを連想してしまって一瞬とまどった。 -- 2010-05-17 (月) 23:31:21
  • 「ナルニア国ものがたり」では「地霊」として出てきますが、エルフとは似ても似つかぬ姿と性格ですね。瀬田さんも戸惑ったのでは。 -- 2010-12-06 (月) 23:36:52
  • 廃案にするにはちょっともったいない設定な気がするね。 -- ふう 2011-11-05 (土) 01:22:50
    • ドワーフとキャラが被りやすいということでもあったんでしょうかね? -- 2017-07-28 (金) 02:38:08
  • ノルドール(Noldor)のシンダリン形がゴロズリム(Golodhrim)であることや、人間がかれらをノーミン(Nómin)と呼び、フィンロドがノーム(Nóm)と呼ばれた事などに名残りがありますね。 -- 2015-06-11 (木) 13:52:39
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Last-modified: 2017-07-28 (金) 02:38:08 (208d)