トレヒ・ウンゴル

概要

カテゴリー地名
スペルTorech Ungol
異訳トレフ・ウンゴル
その他の呼び名シェロブの棲処(すみか)(Shelob's Lair)

解説

キリス・ウンゴルの峠の西側にある、シェロブの住み着いている洞窟の名。重苦しく実体感を持った、シェロブの紡ぎだす完全な暗闇と悪意で満たされている。

ここでは空気は動かずに澱んで重苦しく、音は吸い込まれるように消えました。かれらはいわば真っ暗闇それ自体から作り出される黒い靄の中を歩いているようなものでした。その靄が吐き出されると、目だけではなく心もまた盲にされてしまい、色や形や光の記憶までが頭から消え失せてしまうのです。存在したのはいつも夜、これから存在するのいつも夜、夜がすべてでした。*1

洞窟の本筋は西から東へ真っ直ぐに登る坂道だが、ミナス・モルグルからエフェル・ドゥーアスを越える近道として洞窟を利用するオークたちがシェロブを避けるために幾つものトンネルを抜け道として掘ったため、洞窟の壁にはそれらの道に通じる口が開いている箇所がある。
東側の出口付近の洞窟の北側には、巨大な丸いシェロブの巣穴へ通ずるひときわ大きな口があり、そこを通り過ぎると今度はキリス・ウンゴルの塔の地下門に通じる地下道が分岐している。この側道はシェロブの侵入を防ぐために普段は石戸で封鎖されている。

フロド・バギンズサムワイズ・ギャムジーは、ゴクリの案内でここを抜けようとしたが、彼に裏切られて洞窟内で置き去りにされた。石戸の前でシェロブが向かってきた時にはフロドが玻璃瓶で一旦はシェロブを追い払い、洞窟の出口はシェロブの蜘蛛の巣で塞がれていたが、これもつらぬき丸で破ることができた。だがシェロブは巣穴からの出口を幾つも持っており、その内の一つから出て来て、キリス・ウンゴルの峠へ向かうフロドを襲った。

画像

トールキンが草稿に描いた洞窟の地図

映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定

原作よりも入り組んだ構造の洞窟で、キリス・ウンゴルの塔に繋がる地下道は登場しない。
フロドサムゴラムの策略で仲間割れを起こし、洞窟にはフロドとゴラムの二人で入る。後にサムはフロドに追い付くが、彼が洞窟を抜ける場面は描かれない。

ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定

『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるトレヒ・ウンゴル

コメント

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  • トレヒが洞窟?トンネル? -- 2011-03-24 (木) 10:33:07
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*1 指輪物語 二つの塔 下』「九 シェロブの棲処」

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Last-modified: 2017-08-06 (日) 21:42:49 (373d)