トゥオル

概要

カテゴリー人名
スペルTuor
その他の呼び名丈高き(the Tall)
種族人間エダイン
性別
生没年第一紀
フオル(父)、リーアン(母)、アンナイル(養父)
兄弟なし
配偶者イドリル
エアレンディル(息子)

解説

フオルリーアンの息子。エダインであるドル=ローミンハドル家の出身で、エルロンドエルロスの祖父にあたる。
ゴンドリンでは、ドランボルレグという大斧を武器に使っていた。
第一紀エダインの中で最も背が高かった。

灰色エルフたちの養い子として

フオルニアナイス・アルノイディアドで死んだ後の年の冬にミスリムで生まれる。トゥオルの母リーアンは、トゥオルの養育をアンナイルと彼の仲間の灰色エルフに委ねると、ハウズ=エン=ヌデンギンに赴き、そこに身を横たえて死んだ。
トゥオルの養父となったアンナイルは、東夷オークの襲撃を避けてミスリム湖の西の山中からアンドロスの洞窟に移り住み、トゥオルはそこで育てられた。やがて彼は灰色エルフの弓や斧を扱えるまでにたくましく背の高い美丈夫に成長し、伝承の知識と技を身につけた。
だが16歳の時、アンナイルたちと共にシリオンの港へと避難する途中、トゥオルは東夷ロルガンに捕えられ奴隷とされる。

奴隷として生きた日々と、孤独な戦いの日々

トゥオルはロルガンの元で3年間奴隷としての暮らしに耐え、3年目の終わりに脱出に成功して、無人になっていたアンドロスの洞窟に戻る。トゥオルは4年の間無法者として孤独に戦い、東夷オークに甚大な損害を与え、数々の勲をあげた。

ウルモの使者となる

トゥオルが孤独な無法者の暮らしを始めて4年経った頃、ウルモが彼の心に父祖の地を去ろうという気を起こさせた。トゥオルはアンドロスの洞窟を去り、ドル=ローミンを横切って西へ向かい、かつてアンナイルが話していたアンノン=イン=ゲリズを発見する。ここでトゥオルはキーアダンの使者としてナルゴスロンドへ向かう途中のゲルミアアルミナスに出会い、ゴンドリンのことを聞く。その後トゥオルはネヴラストに入って秋が来るまで独りで住まい、今度は白鳥に導かれてヴィンヤマールの無人の宮殿に到達し、かつてトゥアゴンウルモの指示で残しておいた剣と兜、鎖帷子、そして白鳥の翼の紋章のついた青い盾という一揃いの武具を発見する。これを自身の宿命の証しと受けとったトゥオルは、発見した武具を身につけてヴィンヤマールの海岸に出た時、西方からの嵐と共に出現した水の王ウルモ自身から啓示を受けた。
その翌朝トゥオルはウルモの予告通り、ウルモの力で船の難破からただ一人救われてヴィンヤマールの海岸に打ち上げられていたヴォロンウェを発見する。トゥオルはヴォロンウェに導かれて、エルフ隠れ王国ゴンドリンを目指して旅立った。
二人はこの年の過酷な冬に悩まされながらエレド・ウェスリンに沿って東へ向かったが、その途中グラウルングに汚された後のエイセル・イヴリンを通りかかった。このとき、トゥオルは従兄弟にあたるトゥーリンと、互いにそれと気づかぬまますれ違った。

ゴンドリンのトゥオル

ゴンドリンに到達したトゥオルは、身につけていた武具からゴンドリンの民よりウルモの使者と認められる。トゥオルは、ゴンドリンを放棄するべきであるというウルモの啓示をトゥアゴンに伝える。トゥアゴンは、その啓示は受け入れなかったがトゥオルを寵愛し、彼がゴンドリンに住んで7年後には、トゥオルと自分の娘イドリルとの婚姻を認め、盛大な祝宴を開いた。その翌年の春、トゥオルはエアレンディルの父となった。

だがエアレンディルが7歳になった年、イドリルの従弟であるマイグリンの裏切りによってゴンドリンの場所を突き止めたモルゴスの軍勢が、ゴンドリンを急襲した。トゥオルはマイグリンを討ち取り数々の偉大なる勲をあげるが、ゴンドリンの陥落を防ぐことはできず、トゥアゴンも死ぬ。トゥオルらはゴンドリンの残党を率い、イドリルの用意した秘密の抜け道を通り脱出。その後過酷な旅を果たし、一時ナン=タスレンで休息し、ゴンドリンの戦死者を悼む宴を催した後、ついにシリオンの港に辿り着き、エルウィングを始めとしたドリアスの遺民に迎えられた。

シリオンの港から大海へ

やがて忍び寄る老いを感じ始めた頃、海への憧れを強くしたトゥオルは、イドリルと共にエアルラーメに乗って大海を西へと船出した。そして死すべき人間の中で唯一特例としてアマンへ渡ることを許され、人間の運命から切り離されたという。

コメント

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  • 第一紀の英雄で最後に幸せになったのはトゥオルとエアレンディルだけな気がする… -- 2008-04-15 (火) 20:50:36
  • 確かこの人、エルフの諸将と比べても強烈に強いですよね。バルログを5柱討ち取って包囲を切り破るとは。もしかしたら『泉の』エクセリオンに匹敵しませんか? -- 「ど」の字 2008-09-20 (土) 14:26:34
    • どうでもいい突込みだが、バルログの数え方って柱かな? 一応、神はエルだけのような -- 2008-12-18 (木) 20:05:58
      • 「匹」、或いは「頭」でよくない? -- ホビット 2008-12-21 (日) 16:27:02
    • 確かに、鬼のよーに強いです。フーリン・トゥーリン親子に匹敵しうる、人間族では最強戦士。 -- 2009-04-22 (水) 23:09:50
    • 教授の中でバルログの設定が二転三転してるからねー。当初はトロルよりちょっと強いくらいで何百匹もいる設定だったのが、最低で3、多くても7匹でスゲー強大な存在になった時期もあるし。ゴンドリンの陥落は1918年とかそこらに書かれたシロモノだから、まだバルログが群れ単位でいた頃の話だね。詳しくはHoME読めばわかる。 -- 2013-04-03 (水) 23:52:22
    • 何しろ人間で初めてモルゴスに傷を負わせた親族とトロールハンターの伯父と初代ドラゴンバスターの従兄弟を持つ御仁ですからねえ・・・あれ?何だかバルログの二、三匹倒せて当然な気がしてきましたw-- 2013-11-03 (日) 18:46:16
  • 「サリオン」フーリン、「エルフ人間」トゥーリン、そして生涯のほとんどをエルフと共に過ごし、最後は自らもアマンに渡りノルドとなったトゥオル…全員エルダール並であることもむべなるかな -- 2009-04-29 (水) 17:50:54
  • この人は西に行く前に孫の顔を見られたんでしょうか?エアレンディルの結婚やエルロンドとエルロスが生まれた時期が不明確なのでわからないんですよね。 -- 2010-12-11 (土) 05:49:20
  • ちなみに二つ名は「祝福されし(The Blessed)」。運命、つまり神に抗うトゥーリンの二つ名と対照的 -- 2011-10-16 (日) 21:59:52
  • 影が薄いっていってもね縁の下の力もちなんだろうね。たくさんの敵を倒してもね。 -- 2013-11-02 (土) 20:37:03
  • シルマリルの表紙の絵は、ウルモに会っているトゥオルですか? -- 2013-11-07 (木) 23:55:21
  • 一度シルマリル読んでみたいです。 -- 2013-12-25 (水) 18:22:45
  • トゥオルは、幸せ者だと思う。一部苦労人のような記述あるけど。 -- 2014-02-15 (土) 23:29:50
    • 不幸に告ぐ不幸、呪いに告ぐ呪いで超不幸の従弟に比べれば・・・ -- 2014-02-16 (日) 12:55:26
      • ゴンドリン陥落 トゥアゴン死 etc -- 2017-10-25 (水) 13:47:47
      • ⬆トゥオルのせいじゃないだろ。 -- 2017-10-25 (水) 14:25:02
      • マイグリンの裏切りはトゥオルへの嫉妬のせいでもあるから、遠因にはなってるかも。まあ、ウルモの警告に従わなかったトゥアゴンが悪いわけだが。 -- 2017-10-26 (木) 10:44:59
      • トゥオルには嫉妬されるいわれなんか無いでしょう。いい迷惑ですよ。 -- 2017-10-26 (木) 16:16:50
      • トゥーリンも嫉妬されるいわれなんか無いな -- 2017-10-26 (木) 21:00:45
  • 金髪なのよね -- 2016-12-20 (火) 01:22:45
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Last-modified: 2017-10-26 (木) 21:00:46 (209d)