セオデン王追悼の歌

概要

カテゴリー詩・歌
スペルLament for Théoden

解説

馬鍬谷から軍勢を率いてゴンドールへ遠征するセオデンについての歌。ローハンでは指輪戦争後も長い間、この出来事を扱う歌が歌われ続けたという。

指輪物語』の邦訳*1

小暗(おぐら)いこの朝、暗い馬鍬(まぐわ)から、
勇士烈将をひき連れてセンゲルの息子は()で立った。
エドラス古き館にかれは来た、
霧まとう国守(くにも)りの城館に。
その黄金(こがね)(うつばり)は、暗闇に隠れた。
王は別れを告げた、わが自由の民に、
暖炉に、玉座に、神域に、
光うせるまでは久しく王の(うたげ)した場所にも。
王は馬を進めた、恐れを後に、死を前に。
彼の守るは、固い信義――
立てた誓約をことごとく果たそうと、
王は馬を進めた。五日五夜、
エオルの家の子は、東へ東へ進んだ。
を越え、を渡り、を抜けて、
スンレンディングへ向かう六千の槍。
ミンドルルイン(ふもと)、不落のムンドブルグへ。
敵に囲まれ、火に取り巻かれた
南王国海の王たちの城市へ。
滅びの運命(さだめ)が軍を()った。暗闇が人馬を捕えた。
蹄の音も遠く沈黙(しじま)に消えた。
――かく出陣の歌はわれらに語る。

英語原文

From dark Dunharrow in the dim of morning
with thane and captain rode Thengel's son:
to Edoras he came, the ancient halls
of the Mark-wardens mist-enshrouded;
golden timbers were in gloom mantled.
Farewell he bade to his free people,
hearth and high-seat, and the hallowed places,
where long he had feasted ere the light faded.
Forth rode the king, fear behind him,
fate before him. Fealty kept he;
oaths he had taken, all fulfilled them.
Forth rode Théoden. Five nights and days
east and onward rode the Eorlingas
through Folde and Fenmarch and Firienwood,
six thousand spears toSunlending,
Mundburg the mighty under Mindolluin,
Sea-kings' city in the South-kingdom
foe-beleaguered, fire-encircled.
Doom drove them on. Darkness took them,
horse and horseman; hoofbeats afar
sank into silence: so the songs tell us.

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*1 王の帰還』「ローハンの召集」

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Last-modified: 2018-05-22 (火) 00:05:28 (124d)