シルヴァン・エルフ†
概要†
カテゴリー | 種族 |
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スペル | Silvan Elves |
その他の呼び名 | シルヴァン(Silvan) 森エルフ、森のエルフ(Wood-elves, Woodland Elves) タワルワイス(Tawarwaith) |
解説†
シンダリンで「森の住民(Forest People)」の意味のタワルワイスの翻訳名。シルヴァン(Silvan)はラテン語由来の英語で「森に住む」の意味。
ナンドール族のエルフのうち、霧ふり山脈の東に留まった者たちのこと。かれらは冥王とも上のエルフとも距離を取って暮らした。上のエルフや、メリアンの教えを受けたシンダール族よりも知識や技量で劣り、エルダールでありながらアヴァリとほとんど見分けがつかなかった。かれらの話す言葉がシルヴァン語だが、作品中にはほとんど出てこない。
ロスローリエンや闇の森のエルフの大部分はシルヴァン・エルフだが、第二紀以降はベレリアンドの崩壊を逃れてきたシンダール族を受け入れ、かれらによって統治された。
アンドゥイン東岸のシルヴァン・エルフは、シンダール・エルフであるオロフェルやスランドゥイルを王に戴き、主に闇の森の北部(森の王国)に住んでいた。
アンドゥイン西岸のシルヴァン・エルフは、後にロスローリエンと呼ばれるようになるローリナンドの森林に住まってガラズリムと呼ばれ、シンダール・エルフのアムディール(マルガラド)やアムロスを王としていた。だが二人が戦死するか行方不明になると、シンダール・エルフのケレボルンとノルドール・エルフのガラドリエルを指導者に迎えた(ただし二人は君主としての称号は名乗らなかった)。
闇の森とロスローリエンのエルフは元々は近しい一族であり、かつては頻繁な交流があったが、闇の森に死人占い師の影が落ちて交通が危険になるとそれも途絶えていった。さらにロスローリエンのガラズリムにはガラドリエルをはじめとしたノルドール族が加わったため、闇の森のエルフと比べて高い技術力を持つようになるなど、文化的な差異も広がっていった。
映画『ホビット』における設定†
映画オリジナルキャラクターのタウリエルはシルヴァン・エルフである。
裂け谷のノルドール・エルフには黒髪、ロスローリエンのエルフ(ガラズリム)には金髪・銀髪が多いのに対し、タウリエルなどの闇の森の王国のエルフの多くは茶髪や赤毛である。
また、鮮やかな服を纏い、薄い金属板を重ね合わせた鎧で武装するノルドールに対し、森の王国のエルフは衣服が緑と茶色でほぼ統一され、広葉を模した金属片を綴った武具など、多くの点で他氏族との差別化が図られている。
Include/エルフ†
エルフ(クウェンディ)の分類 | |||||||
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エルダール | アヴァリ | ||||||
ヴァンヤール | ノルドール | テレリ | |||||
ファルマリ | ファラスリム | シンダール (灰色エルフ) | ナンドール | ||||
ライクウェンディ (緑のエルフ) | タワルワイス (シルヴァン・エルフ) | ||||||
アマンヤール | ウーマンヤール | ||||||
上のエルフ | 暗闇のエルフ |
コメント†
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