ゴンドールの角笛†
概要†
カテゴリー | 物・品の名前 |
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スペル | horn of Gondor |
解説†
ボロミルが持っていた大きな角笛。銀の口金が巻かれ、古代の文字が刻まれていた。
ヴォロンディルがリューンで狩った白い野牛*1の角から作られ、以来、執政家の長子に代々受け継がれてきた。危急の際、ゴンドールの版図の及んだ領域内でこの角笛が吹き鳴らされれば、どこであろうと注意を引かないことはないと言われる。
「ボロミル殿がいつも帯びておられた角笛です!」と、ピピンは叫びました。
「その通りだ。」と、デネソールはいいました。「予の時には、予が持っておった。わが家の長子がみな順にこれを持っておってな、王家の滅亡以前の今は遠くかき消えた時代にまでさかのぼる。マルディルの父ヴォロンディルがリューンの遠い野にアラウの野牛を狩った時以来だ。」*2
指輪戦争においては執政デネソール二世の長子ボロミルが受け継いで所有していたが、彼が死んだときに真っ二つに割れてしまった。
割れた角笛はボロミルを葬ったアラゴルン二世たちの手により、棺台となったロスローリエンの小船にボロミルの遺体と共に乗せられて大河アンドゥインに流されたが、オスギリアス近辺でファラミルが小船を目撃した時に角笛は無かった。片方はエント川との合流点の川下、ゴンドールの見張りが置かれた蘆の中で発見され、もう片方は河に流されているところを発見された。回収された角笛は、両方ともデネソールの許に届けられた。
ボロミルは死の直前、パルス・ガレンにおいてペレグリン・トゥックとメリアドク・ブランディバックがオークの襲撃を受けて連れ去られようとした時、この角笛を高々と吹き鳴らした。この時近くには直ちに援助に駆けつけられる者がおらず、ボロミルは単身命を落としたが、角笛の音はアラゴルン二世らの耳に達し、また遥かに遠くゴンドール領内にいたデネソール二世とファラミルもこの音を耳にしたように思ったという。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
コメント†
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