グウィンドール

概要

カテゴリー人名
スペルGwindor
種族エルフ
性別
生没年第一紀495
グイリン(父)
兄弟ゲルミア
配偶者なし
なし

解説

ナルゴスロンドエルフの貴族。グイリンの息子、ゲルミアの兄弟。
ダゴール・ブラゴルラハでゲルミアを失ったことを哀しむ。そのため、フェアノールの誓言に縛られていたマイズロスに加勢するのをよしとしないオロドレスの意に反して、義勇兵となったナルゴスロンドの少数のエルフを率い、ニアナイス・アルノイディアドに参戦する。
そのさなか、フィンゴンの軍をおびき出そうとしたモルゴス軍は、捕虜にしていたゲルミアを連れ出し、手足、首を切断して惨殺した。これを見て激怒したグウィンドールは誘いに乗って、アングバンドの城門まで一気に進撃してしまう。彼は城門の兵士を薙ぎ倒したが、結局モルゴスの軍に捕らえられる事になった。

その後グウィンドールは、モルゴスの北方の鉱山で奴隷として働かせられていた。過酷な労働によって、グウィンドールは人間の老人と見間違うくらいにやつれてしまった。その後脱走には成功したが、タウア=ヌ=フインの中で力尽きかけていた時、オークに拉致されたトゥーリンを探しにやって来たベレグに助けられる。ベレグの旅の目的を聞いたグウィンドールは、追跡を続けてもトゥーリンを待ちうける悲劇的な運命に、ベレグも巻き込まれるだけだと忠告した。だがベレグはトゥーリンを見捨てようとはせず、グウィンドールが回復すると、二人はトゥーリン追跡を再開した。
二人はオークの夜営地からトゥーリンを救出することに成功したが、トゥーリンはベレグを敵と見誤って殺害してしまった。グウィンドールは、自分の過ちに気づいて茫然自失したトゥーリンを促してベレグを埋葬すると、彼を連れてナルゴスロンドへ向かう。その途中エイセル・イヴリンの水で、トゥーリンを癒して正気を取り戻させた。

トゥーリンを連れてナルゴスロンドに帰還したグウィンドールは、恋人だったフィンドゥイラスに再会する。ところがフィンドゥイラスの心は、やがてトゥーリンの方に向かってしまう。一方のトゥーリンはフィンドゥイラスに死んだ妹ラライスの面影を重ねるばかりで、彼女の思いにも、グウィンドールの苦悩の理由にも気づかなかった。グウィンドールはフィンドゥイラスに対して、彼女自身の愛が導くところへ行くようにと言い、同時にトゥーリンの本当の素性と名前を教え、彼の背負う不吉な運命について忠告した。だがトゥーリンはグウィンドールの真意に気づかぬまま、彼がフィンドゥイラスに自分の本当の素性と名前を教えたことに抗議した。
またグウィンドールの意に反して、トゥーリンの影響によりナルゴスロンドの軍勢は表だって戦いに出て行くようになり、ナルゴスロンドは秘密の都市ではなくなった。
その結果、グラウルングに率いられたモルゴスの軍勢によってナルゴスロンドは攻撃され、グウィンドールもトゥムハラドの合戦で致命傷を負う。彼はトゥーリンによって救出されたが、フィンドゥイラスのみがトゥーリンを凶運による破滅から救うことができると予言し、フィンドゥイラスを助けるようトゥーリンに頼んで息絶えた。だが結局トゥーリンはフィンドゥイラスを救うことに失敗し、グウィンドールの予言通り、トゥーリンは凶運によって身を滅ぼすことになった。

コメント

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  • 不死不老のエルフであるはずの彼がよぼよぼの爺さんになるくらいのアングバンドの奴隷労働とはどういうものだろう。 一応、死なれては困るから必要最低限の食料と休息は与えるはずだけど。  -- カンナ 2010-11-08 (月) 16:39:25
    • あまりにも過酷な労働だからモルゴスはエルフとドワーフしか奴隷にしないんだろう。 人間だったらすぐ死んでしまうから、捕まえてもオーク共の餌くらいにしかならないし。 -- 2010-11-08 (月) 16:42:15
    • 脱獄に成功しなければ、不死のエルフだから、奴隷労働に加え、ちょっとしたヘマでもきついお仕置き(拷問)があると思われるから、最終的にはオークの仲間入りしたのは間違いない。 -- 口臭吐鬼 2010-11-08 (月) 17:40:30
      • 当時のモルゴスにはオークを作るだけの力は無くなってたはずですが。あと姿を変える能力とかも。 -- 2010-12-11 (土) 05:38:14
    • 肉体的な負担もあるだろうけどストレスがすごいのでは。オークどもに顎で使われてプライドは木っ端微塵、ぼろ服に汚い寝床に臭い飯、つきまとう拷問・なぶり殺しの恐怖、しかもその労働の産物でもってモルゴスがまた自分たちの同族、下手すると親類縁者を殺しにいくわけだし。そりゃ老けもするでしょうなあ。 -- 2014-06-28 (土) 17:08:05
    • エルダールが老ける、というのは単純な労働の過酷さだけを示しているのではなく、やはりモルゴスによって心身両面から消耗させられたことを示しているのだと思われます。モルゴスは奴隷の霊魂をも囚えて自らの玉座の下に繋ぎ止めていたといいますから、ウトゥムノやアングバンドは文字通りの意味での「地獄」でもあり、そこでの労働とは霊魂への責苦を伴うものでもあったのでしょう。 -- 2014-06-28 (土) 17:45:53
      • 死して魂のみになっても、逃れられない💦 正に地獄だね(;゜0゜) -- 2017-04-18 (火) 13:32:49
  • トゥーリンの運命に巻き込まれた中でブランディアの次に可愛そうな人だと思う。 -- 2013-05-04 (土) 21:15:17
    • うーん、ブランディアは最初から最後まで片想いのままだったしブレシルは滅ぼされはしなかったからな...失ったものはグウィンドールの方も相当に重い。 -- 2013-12-30 (月) 10:35:45
  • ちなみに、Children of Hurinの設定だと脱獄時に看守と戦って片腕を失っているそうな。 -- 2015-05-28 (木) 17:36:45
  • トゥーリンとの一件で同情される人だが、実はニアナイスの敗因を作った一人である。 -- 2017-04-18 (火) 00:35:10
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Last-modified: 2017-04-18 (火) 13:32:49 (456d)