エレンウェ

概要

カテゴリー人名
スペルElenwë
種族エルフヴァンヤール
性別
生没年
配偶者トゥルゴン
イドリル(娘)

解説

トゥルゴンの妻で、イドリルの母。夫に付き従って流謫の身となり、共にアマンから中つ国へ行こうとしたが、ヘルカラクセの海峡を横断した時に行方知れずとなった。

設定の変遷

The War of the Jewels』の「Maeglin」によると、元々トゥルゴンの妻の名はAlairë(アライレ)、後に変更されてAnairë(アナイレ)であった。この二つの名の設定では彼女はヴァンヤール・エルフであり、アマンに留まったとされた。そこから更に名はエレンウェに変更されてヘルカラクセで遭難したとされ、代わりにアナイレはアマンに留まったフィンゴルフィンの妻の名になった。

邦訳の索引について

シルマリルの物語』本文中の記述では、イドリルの金髪は母方の一族であるヴァンヤール族に由来するとある。だが邦訳の索引では、エレンウェはノルドール・エルフであるとされている。原著の索引にエレンウェの種族に関する記述はない。

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • 日本語版の索引ではノルドールと書かれていましたが、私の持っているHarperCollins版の原書の索引では彼女の種族についての記述自体がありませんでした。どうもトゥアゴンの妻がヴァンヤールであると明記されている原稿では彼女の名は「アナイレ」とされていて、この名前は後にノルドールであるフィンゴルフィンの妻の名前とされたようです。なので、おそらく「トゥアゴンの妻エレンウェ」はヴァンヤールではないかと思われるのですが、詳しい方が記事を修正してくださると幸いです。 -- 2009-12-04 (金) 17:15:02
    • 日本語版の索引は評論社が勝手につけたもので、間違いが多々あります。シルマリルのとおり、ヴァンヤールでよろしいかと。 -- 2009-12-05 (土) 17:58:47
      • 評論社が勝手につけた(というか簡略化した)のは指輪の追補編についていた方ので、シルマリルのは一応原書のINDEXとエルフ語要素一覧を省略せずに訳してはあるはずです。おそらく誤訳や原書版ではその後改定された表記も日本語版ではそのままになっている可能性が高いですが。 -- 2010-05-11 (火) 23:05:23
    • 原書の版を当たったわけではないのですが、web上を捜索した限り、エレンウェをノルドールとする情報は(誤記・改訂についての言及含めて)全く見当たりませんでした。邦訳による誤記の可能性が高いのではないでしょうか。 -- 2016-03-23 (水) 03:23:32
  • もしトゥアゴンと共に帰還できていたら中つ国における唯一のヴァンヤールエルフであり女王であり歴史も大きく変わっていたかもしれない・・・ -- 2015-04-18 (土) 11:43:21
  • 彼女がヴァンヤールだとすると…ひょっとしてエルロンドってエルフの三氏族の中でノルドールの血が最も薄い? -- 2017-02-12 (日) 13:12:41
  • ノルドール女性は夫についていかなかった例ばかりなのに(ネアダネルとアナイレと、おそらくマグロール・カランシア・クルフィンの奥さんも)、ヴァンヤールのこの人はついていったって面白い -- 2017-02-12 (日) 22:22:38
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