エルフのマント†
概要†
カテゴリー | 物・品の名前 |
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スペル | elven-cloak |
解説†
指輪の仲間がロスローリエンを出発するとき、ガラズリムから一行に与えられたエルフのマント。ガラドリエルとその侍女たちが手ずから織ったものだという。
軽くて暖かい、保温性に優れて快適な、絹のような布でできている。色は一見灰色だが、光の加減で保護色のように周囲の風景に同化して見え、姿を隠すのに役立てることができた。橅の葉のような形状に銀の葉脈が入った緑の葉のブローチが付いており、これで襟元を留める。
「これはみんな魔法のマントですか?」感に堪えないようにしげしげと眺めながら、ピピンがたずねました。
「どういう意味でそういわれるのか、わたしにはわかりませんが、」と、エルフの頭 立った者が答えました。「これは美しい衣裳です。織も上等です。この土地で作られたものですからね。これはたしかにエルフの長衣です、あなたがそういう意味でおっしゃったとすればね。葉と枝、水と石、われらの愛するローリエンの薄明かりの下でのこういったものの色と美しさがこの衣裳にはあるのです。というのは、われらは愛するすべてのものの思いを、作るものの中に吹き込むからです。 … 」*1
その不思議な隠密性に指輪の仲間は道中大いに助けられた。
サルン・ゲビルでは、十分な星明りがあったにもかかわらず、オークの矢はほとんど的を外れ一行に被害を出さなかった。
ローハン平原では、身を隠すものがない平原にいたにもかかわらず、アラゴルン、レゴラス、ギムリの三人は自ら声を上げるまで傍を通り過ぎるエーオメルの騎馬隊の目を免れた。
メリアドクとペレグリンも、このマントのおかげでエーオメルの部隊の目を逃れたことが示唆されている。
またウルク=ハイに連行される途中、ペレグリンは自らの生存を知らせるためにわざとブローチを落としたが、これを発見したアラゴルンは「意思に反して勝手に落ちたりすることはない」としてペレグリンの意図を正しく汲み取った。このブローチは一同がアイゼンガルドで再会したときペレグリンに返却された。
ただしフロドは、このマントの効力もモルドール圏内では失われてしまう可能性を危惧している。
彼のマントは、キリス・ウンゴルの塔に囚われた時にシャグラトに奪われたが、後に他の装身具と共に黒門でサウロンの口からガンダルフが奪い返した。その後これらの装身具はコルマッレンでフロドに返却された。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
普段の色は緑に近い。ブローチの形状は原作と異なり三裂の分裂葉。
『二つの塔』で、サムワイズ・ギャムジーが黒門前の丘から転げ落ちたとき、音を聞いた東夷が近づいてきており、サムを引き上げるのが間に合わないと判断したフロド・バギンズは、とっさに自分とサムをこのマントで覆った。マントは周囲の岩肌の色と完全に同化して、東夷はフロド達に気がつかず去って行くという、はっきりとした描写がある。
グッズ†
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