エーオセーオド†
概要†
解説†
リョヴァニオン北方にある、アンドゥインの水源付近の地名。またその地に住んでいた人間の民族で、ロヒルリムの祖先。北国人の生き残りであり、リョヴァニオン王家の末裔を自称していたという。
エーオセーオドの国主がレオド、またその息子のエオルであった。さらに祖先にはフルムガールやフラムがいた。
エーオセーオドの国土†
『終わらざりし物語』によると、その国土は闇の森の北にあり、東西は森の川と霧ふり山脈の間、南はアンドゥインの源流であるグレイリンと長き源の合流点にまで及ぶ地域で、グレイリンと長き源の合流地点には、エーオセーオドが持つ唯一の城市が存在した。
ポーリン・ベインズが製作した中つ国の地図では、トールキンの指示でその場所にFramsburg(フラムスブルグ)と記されている。
エーオセーオドの歴史†
第三紀1851年から56年にかけての馬車族の侵略によって、北国人は闇の森の東にあった故郷を失い、マルフウィニに率いられてアンドゥインの谷間に移住した。これがエーオセーオドの始まりであると言われている。エーオセーオドは1899年にカリメヘタール王が馬車族を破った戦いや、続く1944年の馬車族の再襲来をエアルニル二世が破った野営地の合戦においてゴンドールの同盟者として戦い、その勝利に貢献した*2。
以来エーオセーオドはアンドゥインの谷間の中間地方(カルロックとあやめ野の間)に暮らしていたが、人口の増加によって国土が手狭になったことと、伸長するドル・グルドゥルの影のため、アングマール滅亡後の1977年に族長フルムガールに率いられて、アンドゥインの水源の付近、霧ふり山脈と灰色山脈が合流する一帯に再移住する。だが、それから500年あまり経ったレオドの時代には、この北方の国土も手狭になるほど人口が増加していた。
レオドの息子エオルは2510年のケレブラントの野の戦いにゴンドールの援軍として馳せ参じ、危機を救う。この返礼としてエーオセーオドはゴンドールからカレナルゾンの地を割譲され、そこに移住。ローハン(リダーマーク)を建国し、ロヒルリムと呼ばれるようになった。
コメント†
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