アンドゥーニエ†
概要†
カテゴリー | 地名 |
---|---|
スペル | Andúnië |
異訳 | アンドゥニエ |
解説†
クウェンヤで「日没(sunset)」の意。ヌーメノール西部アンドゥスタールの港湾都市。ヌーメノール4代目の王タル=エレンディルの長女であるシルマリエンの息子ヴァランディルを祖とする一族によって統治された、ヌーメノールの領国。
シルマリエンが生まれた当時、女にヌーメノールの王位継承権はなかった。そのため、長子であったシルマリエンにも王位継承権はないが、彼女の一族であるアンドゥーニエ領主は代々エルロスの血を引いていた。
アンドゥーニエの領主は王に次ぐ名声を持ち、王の会議の最高顧問の一人として仕えた。彼らは常にエルフへの愛情とヴァラールへの尊敬の念を忘れず、ヌーメノール人からヴァラールとエルフへの愛が消えてゆく中でもそれを保った(節士)。
アンドゥーニエの領主はその位を示す銀の笏杖を帯びた。これが後のアンヌーミナスの王笏となる。またバラヒルの指輪も、タル=エレンディルからシルマリエンへと渡され、アンドゥーニエの宝として代々受け継がれ、後の世に伝えられた。エレンディルミアもアンドゥーニエに由来を持つものだった。
ヌーメノールの没落と共にアンドゥーニエも消滅したが、最後の領主となったアマンディルの息子エレンディルおよび、その子イシルドゥル、アナーリオンは節士派と共に生き残り、中つ国に亡国の民の王国であるアルノールとゴンドールを創建した。
アンドゥーニエの領主†
コメント†
コメントはありません。 Comments/アンドゥーニエ