アウレ†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Aulë |
その他の呼び名 | 鍛冶神アウレ(Aulë the Smith) 造り主アウレ、作り手アウレ(Aulë the Maker) マハル(Mahal) |
種族 | アイヌル(ヴァラール) |
性別 | 男 |
生没年 | |
配偶者 | ヤヴァンナ |
解説†
アラタールの一人に数えられるヴァラ。妃はヤヴァンナ。
マンウェやウルモと共にアルダ創造時に中心的な役割を果たしたヴァラで、陸地とすべての物質を形成した偉大な工人。独断でドワーフを生み出した者であり、またアマンにやってきたノルドールの友となった。
かれの支配力は、アルダを造るすべての物質に及んでいる。 … すべての陸地を形成したのはかれである。かれは工人で、あらゆる技能に熟達している。そしてかれは、巧みな手の技を必要とする仕事であれば、いかに小さな細工物であろうと、原初の時の巨大な造成工事に
懐 いたのと変わらぬ喜びを感ずるのである。*1
アルダの工人†
メルコールとは互いに似通った才能と発想を持ち、アルダの草創期から常に敵対関係にある。メルコールは嫉妬と所有欲に身を焦がしたのに対し、アウレは作ることそのものを喜びとし、自らの制作物を所有することも支配することも望まなかった。だがアウレは、次第にメルコールがアルダに加える損害を補修することに疲れていった。
そのため、ヴァラールが力の戦いを起こすことを決定した時は、アルダに損傷が加えられることに悲しんだ。
アウレはあらゆる技術に精通しており、さまざまな細工物や建造物を造り出し、惜しげもなく人に与え、また技を教えることを喜んだ。
二つの灯火の柱を築いたのはアウレだった。メルコールを二度捕縛することになるアンガイノールの鎖を造ったのもアウレであった。
ヴァリノールでも彼は営々として働き、その中心にアウレの館があった。ノルドールがアマンにやってくると、アウレとその民はノルドールの最も親しい友となり、かれらに様々な技術を教えた。
テルペリオンとラウレリンの最後の花と果実である月と太陽は、アウレとその民が築いた容れ物に入れられている。
ドワーフの作り手†
アウレは自らの教え子となるイルーヴァタールの子らの到来を待望し、また中つ国が空虚なまま打ち捨てられていることに心を懸けるあまり、独断でドワーフの七人の父祖を作り世に送り出そうとした。
だがそれは直ちにイルーヴァタールに見とがめられ、その真意を問いただされた。
「しかし、ものを創るということは、わたくしの気持としましては、わたくし自身があなたによって創られたことから出ているのでございます。父親のなすことを真似て遊ぶ、分別もゆかぬ子供は、悪ふざけで真似ているのではなく、父の息子だからそうするのでございます。」*2
アウレは涙を流し大きな槌でドワーフの父祖らを叩き壊そうとしたものの、父祖たちが身をすくめて恐れ、慈悲を乞う様子を見せたのを目にしたイルーヴァタールは、すでにドワーフがかれら自身の命を持っていることをアウレに告げ、アウレを赦し、ドワーフの存在を嘉納した。
そこでアウレは父祖らを中つ国に連れて行って眠らせ、かくしてドワーフはエルフの次に中つ国に誕生することになった。この一件のためドワーフは「イルーヴァタールの養い子」と呼ばれる。
ドワーフはアウレをマハルと呼んで尊崇し、死後は自分たちのために特別に用意されたマンドスの館にアウレの手によって連れて行かれるのだと信じていた。クズドゥルはアウレがドワーフのために考案して与えた言語だといわれる。
アウレの民のマイアール†
アウレの民として言及があるのは以下のマイアールである。
Include/アイヌル†
コメント†
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