たおやかな橅 娘†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Wandlimb |
その他の呼び名 | フィンブレシル(Fimbrethil)、足取り軽きたおやかな |
種族 | エント(エント女) |
性別 | 女 |
生没年 | 不明 |
解説†
シンダリンでの名はフィンブレシル。かつて木の鬚が愛したエント女。
『指輪物語』中で木の鬚は彼女との再会を望む心情を口にしている。
名前について†
フィンブレシル(Fimbrethil)の名の意味は『追補編』の追補Fでslender-beech(ほっそりした橅の木)*1と説明されている。だが『指輪物語』原著第二版(1966年)の索引でトールキンはその意味を"Slim-birch"(細い樺)としている。また他の固有名詞(ブレシル、ニンブレシル)でも、ブレシル(brethil)は樺の意味である。
この齟齬について『The Lord of the Rings A Reader's Companion』では、トールキンは追補Fの執筆時に、brethilを橅の木(beech-tree)の意味とするThe Etymologies(語源集)*2の内容を思い出したのではないかと推測している。
『Guide to the Names in The Lord of the Rings』によると、Wandlimbの名はフィンブレシルの訳名ではない。
Wandlimbの邦訳名は「たおやかな橅娘」だが、原語には橅(及び樺)に相当する語は含まれていない。
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