最後(さいご)(いこい)(やかた)

概要

カテゴリー地名
スペルLast Homely House
その他の呼び名エルロンドの館(House of Elrond)

解説

裂け谷にあるエルロンドの館の名。『ホビットの冒険』では山脈の西がわにある「さいごの憩」館、『指輪物語』では大海の東に残る「最後の憩」館と記述されている。
『ホビットの冒険』でのトーリンの一行、『指輪物語』での旅人たちがそれぞれ旅の途中で立ち寄った。ホビット庄を去って隠遁したビルボ・バギンズは、エルロンドの客人としてこの館に住まうようになった。

この館はずっと以前ビルボが語って聞かせてくれたように「何一つ不足のない館であって、好きなことが、物であれ、眠りであれ、物語を聞くことであれ、歌であれ、ただじっと座って考えていることであれ、あるいはこれら全部を好き勝手に混ぜ合わせることであれ、そのすべてを満足させてくれる」ところでした。ただここに滞在するだけで、疲れや心配や悲しみから癒されるのでした。*1

館の中にある火の広間(Hall of Fire)には、一年を通じて絶えることなく暖炉に火が燃やされており、普段は個々人の瞑想の場、祝日には歌と音楽が奏でられる談話室となる。

この広間にはテーブルは一つもなく、代わりに、彫り物をした二本の柱の間に大きな暖炉があり、火が赤々と燃えていました。
フロドは気づいてみると、ガンダルフが一緒に歩いていました。「これは『火の広間』じゃ。」と、魔法使はいいました。「今からここで歌や物語をたくさん聞かせてもらえるよ──あんたが目を覚ませていられればのことじゃが。だが、祝日以外の日には、この広間はたいてい人気がなく静かで、ひとりで静かに考え事をしたい者たちがここに来る。ここには一年を通じていつでも火が燃えていて、燃える火以外にはほとんど明かりらしいものはないのじゃ。」*2

映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定

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『ロード・オブ・ザ・リング』における「最後の憩」館『ロード・オブ・ザ・リング』における「最後の憩」館『ロード・オブ・ザ・リング』における「最後の憩」館『ロード・オブ・ザ・リング』における「最後の憩」館

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映画『ホビット』における設定

白の会議のシーンも登場している。『ロード・オブ・ザ・リング』に出てきたのと同じ、最後の同盟の戦いにおけるサウロンイシルドゥアの絵があるが、『ホビット』ではサウロンの手に一つの指輪が描き足されている。

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『ホビット』における「最後の憩」館『ホビット』における「最後の憩」館『ホビット』における「最後の憩」館

グッズ

ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定

『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における火の広間

コメント

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  • この館の名前はロスロリアンの存在を無視しているな。 -- ホビット 2008-12-29 (月) 15:32:58
    • 最恐の姑のそばでは憩えないからでは -- 2009-01-28 (水) 07:23:14
    • シンダールやシルヴァンは元々中つ国に根付いていた種族なので、「大海の東の最後の」説をとるなら、その呼称はノルドールによるものではないかと。ロスロリアンはノルドールの地じゃないですからね。どちらかというと「全ての種族に開放されている最後の」じゃないかという気はしますが。 -- 2009-01-28 (水) 09:41:50
    • ケレボルンはロスロリアンですら憩えなくなって、ここにたどり着いた。したがってヴィルヤが無しでもここがほんとうに最後。 -- 2010-07-24 (土) 10:08:10
      • エルロンドが自分たちの行く末を知った上で「最後の」という名前を付けたのなら深いですねえ。 -- 2013-05-18 (土) 09:23:53
    • ロリアンはかなりネンヤの力に依存して保たれていた様子があります、それこそ「エルフでしか生きられない地」(エルフでない者までエルフ化してしまう地)になってしまうほど。対してイムラドリスは、裂け谷の方で引用されているサムのセリフや上のかたのコメントにもあるように「すべての物が少しずつある」「全ての種族が共に憩うことのできる」場所となっています。
      おそらくエルロンドは、やがて力の指輪を放棄せざるを得ないことを承知していたため、ヴィルヤの力をロリアンほどには支配的に用いなかったのだと思われます。彼は安息所をエルフの夢と力だけで築くのではなく、中つ国のあらゆる要素(すなわち歴史や伝承や避難者達)を蓄積することによって保とうとしたのではないかと。だからこそ、ここはエルフの時代が完全に終わった後も「最後」まで残ることができたのでしょう。
      これにはおそらくガラドリエルが生粋のノルドールであるのに対して、エルロンドの半エルフとしての生い立ちも多分に影響しているのではないかと思います。
      そして裂け谷が最後には色褪せたのも、エルフの力が去ったからというよりは、「全ての種族が共に暮らすことのできる時代」が終わってしまったことの方に起因するのではなかと。 -- 2014-08-14 (木) 15:06:23
    • ロスロリエンは森の存在が勝ち過ぎているから。イムラドリスはなんというか空気みたいなもん。 -- 2016-04-14 (木) 11:02:22
  • ロスロリアンはドル・グルドゥアにもモルドールにも近いからね。奥方がネンヤでしっかり防衛する必要があったのもやむなし。そういう意味ではエルロンドの館は本当に憩えた最後の場所なんでしょう。 -- 2016-04-14 (木) 22:24:38
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*1 指輪物語 旅の仲間』「数々の出会い」
*2 同上

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Last-modified: 2018-02-22 (木) 00:28:57 (123d)